優勝した中井哉真人さん(写真中央)を祝福する石井利和さん(同・左)と新ケ江大樹さん(写真後方中央は當眞嗣成)
賞金総額2,500万円と国内最大級のポーカーイベント「TPC/トップ・オブ・ポーカーチャンピオンシップ」第5回大会(後援・スポーツニッポン新聞社)のメインイベントDAY3ファイナルが10月10日、大阪・なんばHIPSで行われ、中井哉真人(やまと)さん(28、ポーカー名=ヤマト)が優勝し、優勝賞金1,000万円を獲得した。
優勝が決まった瞬間にガッツポーズした中井哉真人さん
8月から全国の協力店舗で行われた同メインイベントのサテライト(予選)には、約1万人がエントリー。サテライトを勝ち上がったプレイヤーがDAY1、DAY2(9日)を経て、中井さんを含む9人のファイナリストがDAY3ファイナルテーブルで約8時間の熱戦を繰り広げた。
石井利和さんとのヘッズアップを大逆転で制した新ケ江大樹さん
優勝した中井さんは、大阪市内でポーカー店「GijiCaji(ギジカジ)」を営むオーナー。今年に入り、国内のポーカー大会でほとんど負けたことが無いという強者だ。優勝後のインタビューでも「最近、負け方がわからないので、僕を倒しにお店に来てください」と、逆挑戦状をアピール。中井さんは次なる目標として「EPT(欧州ポーカーツアー)にメインに出場して、ファイナルテーブルに残れる様に頑張りたいです」と、新たな意気込みを話した。
メインイベントDAY3ファイナルテーブルに出場した9人のファイナリスト
優勝した中井哉真人さんのポーカー店「Giji Caji」のTシャツを着用した中井哉真人さん(写真右)と石井利和さんがヘッズアップで対戦
「悔しかったり、嬉しかったりと、正直、複雑な気持ちですね。第2回大会で優勝、第3回大会では3位と悔しかったので、今回は優勝したいと頑張りました。でも、優勝した(中井さん)が友達なんで、気持ち的には気分は良いです。最後に残った3人は、普段からよく一緒に打っている仲間なので、集中力が薄れたかもしれませんね。ダイキ選手も集中していたら、優勝したかもしれませんね。次回、日程さえ合えば、出場して優勝を狙いたいです。」
TPC第2回大会に続く、優勝を狙った石井利和選手(ポーカー名:K選手)
メインイベント第3位となった新ケ江大樹さん(ポーカー名:ダイキ選手)
「第1回大会が7位、前回大会が3位、今大会はチップリーダーで3位。最後の2人が友達同士だったので、気を抜いてしまいましたね。そこが敗因かしれません。最後まで気を引き締めていたら、行けたと思います。最後疲れちゃったですね。TPCはこれまで参加すると、すべてファイナルテーブルに残っているので、次こそは優勝したいですね。また、良い大会を継続していただける様に運営側にもお疲れ様と言いたいです。」
メインイベント第4位となった宮崎智成さん(ポーカー名:レン選手)
「正直、自分の経験が浅い中で、よく戦えました。悔いの無い戦いができたと思います。ポーカー歴は約1年。世界のヨコサワさんの動画を見てから、始めたんです。JOPTには出ましたが、TPCは初めて出場しました。正直、DAY2からずっと結構ショート気味だったんですよね。ここまで残れたことは大満足ですね。関西のプレーヤーの方は堅い人もいるし、アグレシッブな人もいるし、色んな方がいますね。だから、凄く楽しかったです。次回も優勝目指して、頑張りたいです。」
メインイベント第5位となった伊堂寺伽奈さん(ポーカー名:カナ選手)
メインイベント第6位となった田阪有輝さん(ポーカー名:タッサン)
「もうちょっと頑張りたかったです。特に見せるプレーがなかったので、話す事はありませんね。」
メインイベント第7位となった池田真喜さん(ポーカー名:イケダ)
「後悔はないです。あそこ(オールイン)で勝負して勝てば、優勝を狙えるなって思ったんで、2ペアセットの4で、フラッシュドローを引きにいったという感じです。TPCは初めて出場しましたが、関東から来ましたが、関東とは全然違う打ち方をされていて、関西のアグレッシブな打ち方がとても新鮮でしたね。全然打ち方が違いました。コロナ前はアジアを中心に海外にも行っていましたね。今回、色々と勉強になったことが沢山あるので、これを活かしてまた、成長して挑みたいです。」
メインイベント第8位となった恩田敏之さん(ポーカー名:オンダ)
「最後のハンドはしょうがない26BBぐらいだったんで、入れるしかない状況で、ジャンケンだったんで、2分の1、勝率は上だったんでしょうがいないですね。悔しいですけど。コロナ前は、ラスベガスやマカオ、韓国などを中心に海外では打たしていただいているんですけど、初めてTPCに出場しましたが、結構面白いですね。プライズが優勝に偏っているトーナメントだったんで、優勝を目指して、ガンガン攻めようって初めから思っていました。悔しいですが、頑張りました。」
メインイベント第9位となった當眞嗣成(ポーカー名:つぐ兄)
「1.6BBからスタートしましたが、昨日、最終の時にオールインになっちゃって、同スタックで残った状態で終わっちゃったんで、仕方ないですね。前回は6位でしたが、下回りましたね。コンスタントにファイナルに残れる様になっているんで、また、残っているメンバーも何人かは毎回の様に残ってくるようなメンバーもいて、皆強くなってきていると感じます。ファイナリストで気になる選手は、ヤマト選手ですね。」
優勝した中井哉真人さんを囲んで参加者、スタッフ等と記念撮影に収まる當眞嗣成
「TPCも回を重ねる毎に、全国あちこちから来ていただける様になり、それでいて、強い人は残ると思いますし、新しい人たちも来ていただいて、良い大会なってきていると思います。サイドトーナメントも過去最高の方に参加していただいて、大変盛り上がっていてよかったです。次回の開催は調整中ですが、年内か年明けになるかと思います。」