会場には佐賀県観光PRキャラクターの「壺侍」(写真中央)をはじめ、各自治体のキャラクターも勢ぞろい
〝国体〟の愛称で親しまれてきた国民体育大会が、来年(2024年)から新たに「国民スポーツ大会」へと名称を変更され、10月に開催されるののが佐賀県だ。佐賀県といえば、弥生時代の大規模集落「吉野ケ里遺跡」(神埼郡吉野ケ里町)の手つかずだった謎のエリアで新たに石棺墓見つかり、発掘調査で大きな注目を集めたほか、新型コロナ感染症が5類になったことから、国内外から多くの観光客も脚を運び、活況を取り戻している。
そんな中、7月10日に首都圏の旅行会社等の関係者を集めての佐賀県観光素材説明会「〝いいモノ〟揃ってます!SAGA‘S MARKET」を4年ぶりに都内で開催し、約150人が参加した。
説明会の冒頭で挨拶を行った佐賀県地域交流部文化・観光局観光課の永田辰浩課長
佐賀県地域交流部文化・観光局観光課の永田辰浩課長は「ピンチをチャンスと捉えて佐賀県が持っている本質的な価値を今まで以上に磨きをかけて、本日皆様の心を揺さぶる様な観光素材に仕上げたつもりです。最近の話題と言えば、吉野ケ里遺跡でしたが、全国の皆様の期待を煽るだけ煽りましたが、今回は世紀を揺るがす様な発見はありませんでしたが、まだ半分ほど謎の発掘エリアが残っています。今後に期待していただければ有難いです。また、佐賀県では全国旅行支援も11月末まで延長をさせていただきますので、佐賀県の本質的な価値を皆様の目で確かめていただければ有難いです」と挨拶した。
今回の観光素材説明会には「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」(11月1~5日)を開催する佐賀市、チームラボとコラボしたアートイベント「武雄のあかりめぐり」(7月14日~11月5日)を開催する武雄市、酒蔵ツーリズムで人気の鹿島市、ティーツーリズムで新たな観光資源を開発した嬉野市、国内外から注目を集める有田陶磁器まつり(11月22~26日)を開催する有田町、竹崎かに&温泉で力を入れている太良町、秋に咲く10万本のひまわりで話題を集めるみやき町をはじめとする各自治体が、自信をもっておすすめする観光スポットや宿泊。温泉、グルメなどを積極的にPRした。
また、来年開催される「国民スポーツ大会(国スポ)」「全国障害者スポーツ大会(全障スポ)のメイン会場となるSAGAサンライズパーク内に5月にオープンした「SAGAアリーナ」は、同県に約8400席を有する九州最大級のアリーナとして、B‘zやNiziUのライブなどが行われたほか、今後はアイスショーや今季からバスケットボールの佐賀バルーナーズや女子バレーボールの久光スプリングスなどのプロスポーツの試合やコンサートなども続々と行われる予定で、新たな佐賀県での観光プラスαが期待できそうだ。