〝ゲイシャハンター〟と呼ばれるサザコーヒーの鈴木太郎社長
サザコーヒー(本社・茨城県ひたちなか市)は8日、東京・丸の内のKITTE丸の内にあるサザコーヒー店で記者発表会を行い、1杯6万円超のコーヒーが楽しめる「パナマ・ゲイシャまつり2024」を11月16日~18日の3日間、同店で開催することを発表した。
「パナマ・ゲイシャまつり2024」の概要を説明するサザコーヒーの鈴木太郎社長
記者発表会には、パナマのコーヒー業界で〝ゲイシャハンター〟と呼ばれるほどのゲイシャ好きとしても知られる同社・代表取締役社長の鈴木太郎氏が出席し、同イベントの開催概要やゲイシャコーヒーの魅力などを説明した。鈴木社長は、世界のコーヒー品評会に度々足を運び、ゲイシャ品種の名前の由来となった原産地・エチオピアのゲイシャ村へ幾度となく赴くほどのコーヒーマニアで、パナマの隣国・コロンビアにコーヒー農園を持ち、ゲイシャ品種の交配育種選抜などを行っている。
店舗では、採算度外視で1杯6万円超もするゲイシャコーヒーをワンコイン(500円)から発売することを発表
今回開催するコーヒーイベントは、パナマ品評会(2024 Best of Panama)で最高位を獲得したゲイシャコーヒー【ウォッシュ部門1位/20kg・約3200万円、ナチュラル部門1位/20kg・約3200万円の2部門で落札】を破格の値段で提供するというものだ。
鈴木社長は「ゲイシャの魅力やその価値を多くの人にわかってほしい。その一心だけです」と、質の悪いパナマゲイシャが出回っているからこそ、本物の価値を広め、美味しいコーヒーとは何か?を伝えたくて。今回のイベント開催に至った。
8日に行われた記者発表会で試飲用として1杯6万円超のゲイシャコーヒーが披露された
イベント開催中、同店で発売される商品は、1杯あたり通常価格が約6万円もする「GN1」「GW1」をはじめ、通常価格約2万円の「GN10」「GW2」を1杯各3000円で発売するほか、1/4杯であれば1杯各500円という価格で提供する。
採算度外視で開催するコーヒーイベントに向けて鈴木社長は「世界一のコーヒーを皆さんに飲んでいただきたいですし、多くの人と、美味しいコーヒーで〝しあわせの共有〟ができれば」と、熱い思いを伝えた。