6月上旬に藤沢市役所で行われた「BLUE SANTA2025」記者発表会で出演者全員で記念撮影
2005年から「目指せ!日本一楽しいゴミ拾い!」を合言葉に、海や街のクリーン活動を行い、海の環境活動にイノベーションを起こしてきたNPO法人海さくらと、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として行われる「BLUE SANTA」ごみ拾いを、7月21日に神奈川・藤沢市の片瀬東浜海水浴場で開催することを発表した。
今回で10回目の開催となる「BLUE SANTA」の概要、活動目的などを説明するNPO法人海さくら古澤純一郎代表理事
「BLUE SANTA」は、海の恩恵に感謝し、海への関心が高まりやすい「海の日」に、海へのアクションを起こし、環境問題を「自分ごと」にするために2016年からスタートし、これまで全国で約7万人以上の〝青いサンタクロース〟がごみ拾い活動に参加し、その活動は大きく成長。赤いサンタクロースは白い袋から子どもたちにプレゼントを渡すが、青いサンタクロース(ブルーサンタ)は「海の日」にごみを拾って、子どもたちにきれいな海をプレゼントする取り組みとなっている。
元プロサッカー選手で、2025LTOプレイングアンバサダーを務める柿谷曜一朗さんも記者発表会に出演
藤沢市役所で6月上旬に行われた記者発表会には、藤沢市・鈴木恒夫市長をはじめ、元プロサッカー選手の柿谷曜一朗、お笑いタレント・たんぽぽの川村エミコらが出演した。
記者発表会に出演したお笑い芸人「たんぽぽ」の川村エミコもごみ拾い活動の大切さを熱く話した
記者発表会の冒頭で、同法人の古澤代表理事から今回で10回目の開催となる「BLUE SANTA」のごみ拾い活動に向けて「21年前に私は1人でこの海を勝手にきれいにしようと始めたごみ拾い活動ですが、こうして多くの仲間たちと一緒に、本気で海をきれいにできるということを心から嬉しく思っています。本当に海はピンチだと私は思っていて、毎日毎日ごみが海にやってきます。これは当たり前の事ではなくて、ここにいる皆さんとこれから力を合わせて、生きている間に絶対に私たちの力で海をきれいにしたいと思っています」と、同法人で始めた20年に渡るごみ拾い活動の大切さを熱い言葉で伝えた。
一昨年、昨年に引き続き、ソニー・クリエイティブプロダクツが特別協力し、コミック『PEANUTS』に登場するSNOOPYが「BLUE SANTA」を盛り上げることになった
続けて、今年実施する「BLUE SANTA」の概要を説明した。「今年も一昨年、昨年に続き、スヌーピーやチャーリー・ブラウンなどが登場するコミック『PEANUTS』の参加が決定しました。『PEANUTS』作者のチャールズM・シュルツさんは、原作コミックの中で、自分自身や周りの人たち、そして地球を思いやることの大切さを数多く描いてきました。〝思いやりの輪〟を広げるプロジェクト『TAKE CARE WITH PEANUTS』を、グローバルで推進しており、中でも〝CARE FOR THE EARTH(地球への思いやり)〟に焦点をあて、日本国内では様々なマーケティング活動を行っており、今年も本活動に賛同し、継続参加することになりました」と、感謝の言葉を伝えた。
SNOOPYと仲良く触れ合う(写真左から)柿谷曜一朗さんと、川村エミコ
また、ゲストとして、元プロサッカー選手の柿谷曜一朗選手、お笑いタレントの川村エミコに加えて、本活動にも積極的に参加している〝ふじさわ観光親善大使〟を務めるタレントのつるの剛士も開催当日に参加する予定だ。「2025年のBLUE SANTAのコンセプトは、海ごみのほとんどは、街や川からやってきますが、あまり知られていないのが実情です。街がきれいになれば、海もきれいになる訳で、今年は海の日(7月21日)の前に、街で2回ごみ拾い活動をやります」と、新たな取り組みを発表。6月28日に東京・渋谷区の神宮前小学校(11時~12時半)、7月12日に神奈川・藤沢市役所前(10時~11時半)に「BLUE SANTA」のプレイベントとしてごみ拾い活動を行う(雨天決行、荒天中止、参加費無料、事前申し込み制)。
そして、7月21日「海の日」(16時~17時半)に片瀬東浜海水浴場で開催する「BLUE SANTA」には、つるの剛士、柿谷曜一朗選手、川村エミコをはじめ、SNOOPYも参加する(同)。
いずれのイベントの参加者には「ブルーのサンタの衣装」(先着)、「SNOOPY」ステッカー(全員)などがプレゼントされる。