台風一過となった片瀬東浜海岸に集まったゲストと参加者たちで記念撮影
大相撲の大鵬道場大嶽部屋(東京・江東区清澄)の力士たちと一緒にゴミ拾いを行うイベント〝第202回海さくらゴミ拾い 海と日本プロジェクト〟「どすこいビーチクリーン2024」が17日、神奈川・藤沢市の片瀬東浜海岸で行われ、600人を超す参加者が集まった。
2015年から「どすこいビーチクリーン」に協力する大鵬道場大嶽親方と力士たち
「目指せ!日本一楽しいゴミ拾い!」をモットーに、海や街のクリーン活動を行い、海の環境活動にイノベーションを起こしてきたNPO法人海さくらと日本財団が、2015年から開催してきたイベントで「どすこいビーチクリーン」は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として実施された。
今夏も片瀬東浜海岸が海水浴期間中に「サザエさんもビーチクリーンをした浜、片瀬東浜海水浴場」と名付けられたことからサザエさん、マスオさんもイベントに駆け付けた
当日は、趣旨に賛同し、これまでも同活動に参加してきた大鵬道場大嶽部屋の大嶽忠博親方をはじめ、幕下の夢道鵬、須崎、三段目の新屋敷、竜童、序二段の大新海、銀星山の6人の力士が駆け付けたほか、同海岸が海水浴場期間中に今夏も「サザエさんもビーチクリーンをした浜、片瀬東浜海水浴場」と名付けられたこともあり、サザエさんとマスオさんも参加した。
オープニングセレモニーで2015年から「どすこいビーチクリーン」を通じてゴミ拾いの大切さを伝えてきた大嶽親方が熱いメッセージを参加者に伝えた
海岸には街や川から流れてきたゴミや釘、ガラスなどが落ちており、とても危険なため、子どもたちに安心・安全な砂浜で遊んでほしい!という思いから「どすこいビーチクリーン」イベントが誕生したこともあり、力士たちは参加者たちとゴミ拾いを楽しみながら、一緒に写真撮影をしたり、相撲に関する話などを楽しんだ。
子どもたちに四股などの「すもう健康体操」を紹介するお相撲さん
ゴミ拾い後は、きれいになった砂浜で、すもう健康体操を行ったり、砂浜に造られた土俵を使い、子どもたちから大人まで、6人の力士たちと相撲をとるなど、参加者たちは砂浜・海を全身で感じながら、海での夏の思い出を思う存分に楽しんだ。
イベント終了後に大嶽親方(中央)とサザエさん、マスオさんを中心に記念撮影を行ったお相撲さんたち
イベントに参加した大嶽親方は「2015年から毎年参加させていただいておりますが、ゴミの問題というのは世界規模で考えたら、凄く深刻な問題であったということを改めて認識し、また、今日ここに来ている1人1人がゴミの問題に考えて、改善していくと1人が10人、10人が100人、100人が1000人・・・という様に、どんどん広まっていけば、もっともっと大きなものになっていくと思います。地球規模で考えれば、この浜で掃除をするということは小さなことかもしれませんが、小さなことから大きく、デカく、広くゴミ問題が地球規模で改善していけばと心から望んでおります。自分の子ども、孫、ひ孫になってくると、ゴミ問題が放置され、影響を受けてくると勉強をさせていただきました。そういう意味でも今、やるべきことをしっかりとやりたいと思いますし、これからもビーチクリーンを私もできる限り協力させていただきますので、皆さんもお時間があれば、是非参加して広めていっていただければ有難いです」と、熱い思いを参加者たちに伝えた。
子どもと一緒にゴミ拾いを行ったお相撲さんたち ↑ ↓
きれいになった砂浜で相撲をとった参加者たち ↑ ↓
なお、この日のゴミ拾いで、可燃ゴミ21袋(30㍑)、不燃ゴミ33袋(同)+粗大ゴミ多数が回収された。
次回の海さくらゴミ拾い(第203回)は、9月21日に片瀬東浜海岸で「秋の海ごみゼロウィークWORLD CLEANUP DAY2024」と題して実施する。