ゲストとして初めてトライアスロンに挑戦した萩野公介氏
時間制限のないトライアスロン大会として、今年で19回目の開催となる「メディロム ホノルル トライアスロン2023」が、米国ハワイ州ホノルルのアラモアナビーチパークで5月21日に行われ、日本から約300人を含む1100人を超す参加者で大会は大いに盛り上がった。
大会オリジナルTシャツを手に記念撮影を行う参加者たち
「参加者から観客まですべての人が世界一楽しめる大会」をコンセプトに、毎年5月に開催される同大会は、最大の特徴である、穏やかな気候、透明度が高い美しい海、アップダウンの少ない緩やかなコースで、年齢・性別・国籍問わず数多くのトライアスリートが参加し、昨年度の大会では7〜83才までが挑戦し、はじめて参加する人が3割を超える特別なレースとなっている。
大会は、オリンピックディスタンス(スイム1500m、バイク40キロ、ラン10キロ)のほか、スプリントディスタンス(スイム750m、バイク20キロ、ラン5キロ)やスプリントを3人で完走するリレーも行われた。
開催会場のアラモアナビーチパークは、波も穏やかで、フラットなコース、素晴らしいロケーションと最高のホスピタリティが体験できるとあって、トップアスリートだけでなく、初心者やキッズ、ユース、ジュニアと7歳からでも安心して参加できる大会として行われた。
萩野氏は大会Tシャツを着たスタッフたちと記念撮影
今大会の注目は、東京五輪を最後に引退した競泳のリオ五輪400m個人メドレーで金メダルを獲得した萩野公介氏(28)がゲストとして初参加したことだ。
スイムスタート前でキャップのチェックを行う萩野氏
大会前に自身の公式サイトで「親交のあるパラトライアスリートの秦由加子選手や先輩の松田丈志さんがトライアスロンに出場しているのを見て、自分も挑戦してみたいと思い出場を決めました。白戸太朗さんとのトレーニング成果を活かし、現役の頃からお世話になっているブリヂストンのロードバイクに乗り、楽しくレースをしたいと思っています。そして、自分の挑戦を見て一人でも多くの方がスポーツに限らず新しいことにチャレンジするきっかけになれば嬉しいです」と意気込みを話していた萩野氏。
10キロのランでも42分36秒というタイムを出した萩野氏
萩野氏は得意のスイム(1500m)で全選手の中で最速の20分35秒というタイムを叩き出したほか、ラン(10キロ)でも42分36秒と驚異的なタイムを記録し、大きな話題を集めた。
ゴール後にボード前で記念撮影する萩野氏(写真左)
大会後に行われたパーティーで笑顔で挨拶する萩野氏
なお会場内には、大会のメインスポンサー「メディロム」のブースが用意され「リラクガール」が出場者たちを応援したほか、同社・代表取締役の江口康二氏がスターターも務めた。
会場内に設置された「メディロム」ブースでは出場者たちをサポート
スターターを務めたメディロム代表取締役 江口康二氏
同大会は来年20周年大会として開催を予定しており、新たな企画も用意されるという。
スイムのスタート地点
スイムのスタート直後
波も穏やかなアラモアナビーチパークでのスイムの様子
バイクでは笑顔でポーズをとる選手も数多くいた
ホノルルならではの景色の中、バイクにのる選手たち
ダイアモンドヘッドをバックにランを行う選手たち