東京・品川のCAFE&BARととのうで行われた「tsunagi」誕生イベントには多くの蕎麦好きが参加
今までに無駄になってしまっていた蕎麦の〝ふすま粉〟を活用して作られたアップサイクル蕎麦クラフト「tsunagi」の誕生を紹介するイベントが、このほど東京・品川のCAFE&BARととのうで行われた。
イベント参加者に披露されたアップサイクル蕎麦クラフト「tunagi」
アップサイクル蕎麦クラフト「tsunagi」を誕生させたのは〝Sx!Soba(蕎麦)Transformation!〟を合言葉に、蕎麦の伝統に新たな視点をつなぎ、創造性と革新性を打ち出す活動をしている合同会社Tsunagi。
イベント冒頭で会社設立、商品誕生までの経緯などを紹介した合同会社Tsunagiの桑岡翔吾代表
同社代表の桑岡翔吾氏は、大手家電メーカーに入社後、シンガポールやミャンマーへの出向を経て、その後外資系メーカーへの転職を機に帰国し、金融や教育領域におけるDXビジネスを立ち上げた。そして、2023年11月28日(酔い〝にはち〟の日)に合同会社Tsunagiを設立するとともに、SNSでは「蕎麦屋de上機嫌」という名で、日本の蕎麦文化を発展させて、蕎麦の応援者を増やしていきたいという思いを持ち、活動を行っている。
蕎麦の作付け面積日本一を誇る北海道・幌加内町と人たちとのコラボで「tsunagi」が誕生した
今回、誕生させたアップサイクル蕎麦クラフト「tsunagi」は、蕎麦の作付け面積日本一の北海道・幌加内町のふすま粉を使用。桑岡代表は「まさに蕎麦店での酔い時間を始めるひとくち目から蕎麦を楽しんでいただきたいとの思いで作りました。幌加内町の皆さんとのご縁から始まり、多くの人たちとの蕎麦への思いの繋がりに支えられ産まれた商品です。今、ついにその結晶である〝tsunagi〟を皆さまにお届けできることを大変嬉しく思います」と、蕎麦への愛情を持つメンバーで誕生した商品を手に笑顔でコメント。
イベントには幌加内町の㈱そばの坂本代表の坂本氏も駆け付けて乾杯の発声を行った
今後は「蕎麦の魅力を体験できる、蕎麦畑のオーナーシップ制度や実際に蕎麦をまき、収穫し、自分の育てたそばで、蕎麦打ちができるツアーなども企画しています」と、蕎麦への熱い思いを伝えた。
最年少蕎麦打ち名人五段の〝みっつ〟こと、西村光大氏が蕎麦打ちパフォーマンスを行った
そば粉と水を使って〝水回し〟を行う西村さん
全身を使い、説明を入れながら、蕎麦打ちを行う西村さん
蕎麦打ちの最終段階となり、包丁で蕎麦の状態にする西村さん