初挑戦でドヤッ マルイカ19匹

スミに置けない⁈このセンス

 

 どーも!お笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之です。本業の漫才で舞台の上に立つより、釣りで海の上に立つ回数の方が多い…。今回は上級者向けのテクニカルなターゲット・マルイカを狙うため、神奈川県葉山鐙摺のたいぞう丸に乗船。初挑戦ですが闘志を燃やしました。

 

師匠と“接戦”

 

 イカ釣りの中でも腕の差がはっきりと出るのがマルイカ。それなのに専用竿を持っておらず、今回はカワハギ竿での参戦。下手するとオデコもあり得る…。不安いっぱいになっていると、たいぞう丸・山本真一郎船長が「ウチで5番手くらいの名人が教えてくれるよ」とのありがたいお言葉。隣には笑顔の優しいおじさん・鈴木義之名人(46=消防士)の姿が。2人は高校の同級生なんだって。

 

師匠の鈴木さんは24匹。一時はリードしていたとは…知らなかった

 

 スッテ3本とプラヅノ1本の仕掛けの説明から、繊細な当たりや合わせ方などをレクチャーしてもらっていると、葉山沖のポイントに到着。船長の釣り開始の合図とともに、仕掛けを絡ませないよう、丁寧にオモリを投入する。

 

 鈴木さんを見ると、先ほどまでの笑顔は消え勝負師の顔に。鋭い眼光で竿先をにらみつけている。海底90メートルにオモリが着底したら糸フケを素早く取り、竿先を叩くように上下に動かしたかと思うと、ピタッとゼロテンションで竿を止めて当たりを待つ。この作業の繰り返し。師匠のマネをして最初の誘いを入れると、一瞬だけ竿先が小さく、本当にごくわずかにピクッ。感覚的に大きく合わせてみると、ぐぐぐーと重みが伝わり、生き物の手応え。とりあえず上げてみよう。そこから90メートル巻き上げると、本命マルイカが!慎重に取り込み、無事1匹目をゲット。鈴木さんは「1投目で?おめでとう。凄いね」と祝福してくれた。

 

 2投目も奇跡的に1匹を追加し、トントン拍子…と思いきや、乗りはここでストップ。苦戦していると「カットウ釣りみたいに、空合わせを入れまくった方がいいよ」と師匠から追加のアドバイス。それなのに、言うことを聞かない頑固な弟子でございます。得意のカワハギ釣りの誘い方を取り入れ“自らの感覚で合わせをしっかり取りにいく”正反対の戦法を実践することに。

 

 

お墨付きは…

 

初挑戦にして19匹のマルイカをゲット!大満足の結果に笑顔、笑顔

 

 最初こそマルイカのかすかな当たりに合わせきれず苦戦しましたが、自分の竿先と師匠の動きを交互に見て吸収。誘いや合わせを何度か試した結果、ピクン、ガチッ、ぐぐぐー、乗った。最初の2匹よりも重みがある気がして大物を期待してみると、2匹がビヨヨヨ~ン。その後は巻き上げの途中で、掛かったイカが何物かに食われてしまう災難や、120メートルのポイントでは道糸が足りずに釣りを諦めたりなど…いろいろありながらも、何とか19匹を釣り上げることに成功。一方の鈴木さんは24匹。さすが師匠だが「危なかったー。途中まで伊藤君の方が釣れてて焦ったよ」って。え、ホンマ?続けて「めちゃくちゃセンスあるね。今後もマルイカやるべきだよ」。山本船長からは「この釣りは特にセンスが必要なんだけど、うまくてビックリしたよ」と2人からベタ褒めされちゃいました。

 

 この歓迎ぶりに気をよくして「お墨付きってことでイイですかね?イカだけに」と調子に乗ったら、鈴木さんは「ぁ、ああ」と苦笑い。お笑いのセンスは全くないみたいです。トホホ…。

 

〝お墨付き〟とはいかなかったが、師匠からはセンスあり!と太鼓判を押されました

 

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、葉山鐙摺・たいぞう丸=(電)046(875)1932。集合時間は午前6時、乗合料金は1万円。そのほか、アマダイ船も出船中。

 

 ◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。2018年に石橋俊春と「官兵衛」を結成。吉本興業所属。

 

スポニチ2026年2月28日