2007年から14年間に渡って開催を続けるAJPC(全日本ポーカーポーカー選手権)の新シリーズ「AJPC SUPER CUP2021」(スポニチ後援)のDAY3、DAY4(ファイナル)が10月30、31日の2日間、東京・大崎のサミー本社で行われ、小林弘和さんが優勝して初代王者となった。
同大会は、2月から全国のAJPCアソシエイトクラブ店舗でサテライトイベントが開催され、2万人を超すプレイヤーが参加。新型コロナウィルス感染拡大防止のために政府から要請された緊急事態宣言の発令もあり、幾度となく日程が延期される中、サテライトイベントを勝ち上がった1603人がDAY1参加権を獲得し、その後、313人がDAY2に進出した。
そして、今回行われたDAY3には68人が出場し、8人のファイナルテーブル出場枠を目指して、熱いゲームが繰り広げられた。
初代王者となった小林さんは名古屋を主戦場に、国内外で活躍する有名なポーカープレイヤーの1人で、大阪から出場した角田弘太郎さんとのヘッズアップでオールイン勝負を制し、見事優勝した。表彰式で小林さんは「僕はAJPC ASIAN CIRCUITの王者で、賞金ランキングもぶっちぎりの1位です。AJPC SUPER CUPは来年以降も行われると思いますが、我こそはというプレイヤーがいましたら、僕を倒しにきてください」と、初代王者として熱いメッセージで挨拶を行った。
なお、優勝した小林さんには、米国・ラスベガスで開催予定のポーカー世界最高峰の大会として知られる「WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)」メインシート(1万ドル相当、AJPC SUPER CUP代表プロ契約)のほか、高さ1m、重さ9kgの完全オーダーメイドで、歴代の優勝者の名前が刻まれる名誉ある「スーパーカップ」が贈られた。
惜しくも小林さんに敗れた角田さんは「多くの方が出場した大会で、あと一人倒せば優勝という所まで行ったのに、悔しいですね。あと一歩届かずって感じで、まだ優勝の器ではなかったって事でしょうかね」と、悔しさを滲ませた。準優勝となった角田さんには50万円分の海外遠征補助費(AJPC SUPER CUP代表プロ契約)と、AJPC ASIAN CIRCUITメインシートが贈られた。
準優勝:角田 弘太郎さん
(賞品:50万円分の海外遠征補助費<AJPC SUPER CUP代表プロ契約>と
AJPC ASIAN CIRCUITメインシート)
「多くの方が出場した大会で、あと一人倒せば優勝という所まで行ったのに、悔しいですね。あと一歩届かずって感じで、まだ優勝の器ではなかったって事でしょうかね。風向きが(優勝した)小林さんの方に行っていたので、そういう意味では苦しい戦いでありましたし、やりにくかったですね。今年6月に行われた「第1回JWPC(Japan World Poker Championship)」でも優勝しましたが、ポーカートーナメントでめっちゃ勉強しているんですよ。日々の努力が報われていると思いますが、いずれはWSOPなど海外の大会にも出てみたいです」
第3位:大平 幸輝さん
(賞品:30万円分AJPC ASIAN CIRCUITマルチポイント)
「疲れましたね。ロングストラクチャーで、1,603人という参加者の中から3人に残れたというのは、良かったと思います」
第4位:松本 伊史さん
(賞品:20万円分AJPC ASIAN CIRCUITマルチポイント)
「DAY4まで進めて、本当に楽しかったという事に尽きますね」
第5位:三代崎 伸一郎さん
(賞品:10万円分AJPC ASIAN CIRCUITマルチポイント)
「充実した気持ちと、悔しい気持ちと両方あります。(ポーカーは)1年ぐらいやってきたんですが、自分なりに成長したところがある一方で、まだまだって所もありますので、 これから引き続き精進していきたいです」