賞金総額1500万円、優勝賞金500万円と国内最大級のポーカーイベント「TPC/トップ・オブ・ポーカー・チャンピオンシップ」第3回大会(主催=JPL㈱、運営=TPC実行委員会、後援=スポーツニッポン新聞社)のメイントーナメントDAY3、DAY4/ファイナルが2月12、13日、大阪・なんばのなんばHIPSで行われ、渡邊優斗さんさん(22)が優勝し、優勝賞金500万円を獲得した。
日本人NO・1プロポーカープレイヤーの「つぐ兄」こと、當眞嗣成がスーパーアドバイザーを務める同大会は、全国から約1万人のプレイヤーがエントリー。サテライトイベントを経て、DAY1、DAY2を勝ち上がった48人のプレイヤーが、決戦の地・大阪に集結。12日にDAY3が行われ、13日のDAY4/ファイナルテーブルには、9人のファイナリストが参加し、開始から約12時間にわたる熱戦が繰り広げられた。
第1回大会で3位となり、今大会で優勝を狙う自称「西日本最強のポーカープレイヤー」の三浦誠さんと、約3時間にわたるヘッズアップを制したのは、ポーカー歴4年のYouTube「なべちゃんポーカー」を配信するユーチューバーで、フリーターの渡邊優斗さんだ。これまで大会での優勝経験がなかったという渡邊さんは「まさか優勝できるとは思いませんでした。三浦さんは何もかもが自分より格上で、自分はメンタルが弱く、何度もくじけそうになりましたが、周りの方の応援が力となり、頑張れました」と、優勝の喜びを伝えた。
今後の活動に向けては「ポーカーを知らない人たちに、ポーカーがギャンブルではなく、凄く面白いゲームだということを広めていきたいです」と、ポーカーを通じて自身の活動の幅を広げていきたいと話した。
第3回大会を終えて、當眞は「コロナ禍の中での開催ということで、今までで一番大きな会場を借りましたし、通常10人でプレーするテーブルを8人にして密を避けたり、様々なコロナ対策を行ってきましたが、多くの方にご来場いただけて、本当に良かったです。当初予想した1・5倍以上、下手したら最低ラインの2倍以上近い方にお越しいただき、皆さんが笑顔でポーカーを楽しんでいただけて有難いです。TPCは今回で3回目の開催となりますが、1回目、2回目と回を重ねる毎に認知度も上がり、来場者も増えて、楽しかったとか、嬉しかったというたくさんの方の声をいただきました」と、TPCの今後の開催に向けて大きな自信に繋がったという。
今後のTPCの活動について「各大会の優勝者や上位入賞者、ポーカー好きな著名人を集めて行うエキシビジョンマッチを5月のGWぐらいに開催できればと思っていますが、開催方法をどうするかを今考えています。また、TPCは年2~3回の開催を予定していますが、大阪を基本にしながら東京でも開催してみたいですね」と、當眞は2年目を迎えるTPCのビジョンについて熱く話した。
優勝:渡邊 優斗さん(獲得賞金5,000,000円)愛知県
ファイナルに、2,075,000点で進出。ポーカーネームは「なべ」。
準優勝:三浦 誠さん(同・2,000,000円)福岡県
ファイナルに、5,060,000点で進出。ポーカーネームは「Makoto Miura」。
「疲れましたね。ファイナルテーブルに座ったら、9位も2位もあまり気持ち的には変わらないので(準優勝という結果に対して)悔しいですね。ファイナルテーブルのヘッズアップって、中々ないチャンスなんですよね。チャンスをものにしたかったんですけど、また新しい目標ができたと肯定的に考えたいと思います。(西日本最強の男と呼ばれていることに対して)大したことないです(笑)。次回リベンジします。」
第3位:石井利和さん
ファイナルに、5,035,000点で進出。ポーカーネームは「K」。
TPC第2回大会の優勝者は、今大会も実力を発揮し、ファイナルテーブルまで進出。存在感を見せたが、ヘッズアップ目前で敗退し、惜しくも3位となった。
第4位:澄川大輔さん
ファイナルに、6,060,000点で進出。ポーカーネームは「D」。
チップリーダーとしてファイナルに挑んだが、惜しくも4位。「もともとハンドレンジは緩いほうなので、序盤からしっかりいこうと思っていたら、100万点近くまで一気に減ったので、そこからオールイン勝負2回ぐらいダブルアップして、500万ぐらい戻ったんですけど、最後は無理してしまい、カードを引きにいって4位という結果に終わってしまいました。今日の反省を生かして、頑張りたいです。」
第5位:谷 光紀さん
ファイナルに、3,845,000点で進出。ポーカーネームは「KOU」。
「ポーカー歴は3,4か月とファイナリストの中では一番短いと思います。自分なりに良い結果を残せたかと思いますし、次回に繋げたいです。」
6位:吉田 彩義さん
ファイナルに、910,000点で進出。ポーカーネームは「よっしー」。
ポーカー歴は約1年、周りの人に聞きながら、勉強しています。次回頑張りたいです。」
7位:穂積 伸武さん
ファイナルに、1,995,000点で進出。ポーカーネームは「ほづみん」。
8位:田坂有輝さん
ファイナルに、2,440,000点で進出。ポーカーネームは「タッさん」。
「疲れましたね。4日間、長いですね。でも、ファイナルまで残れたんで楽しかったです。ありがとうございました。」
9位:二宮 紘吉さん
ファイナルに、1,040,000点で進出。ポーカーネームは「Nino」。
「一番最初に飛んじゃったんですが、昨夜は遠足に行く前の小学生の様に興奮して眠れなかったんです。賞金より(ファイナル出場の)強い人たちと戦える経験ができて、もう少しやりたい気持ちはありましたが、残念ですが、また頑張りたいです。」