15cmクロムツ釣れちゃいました

官兵衛・伊藤貴之 江見・新栄丸でリレー釣り挑戦

 

 吉本興業のお笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之が挑んだのはクロムツとイサキのリレー釣り。釣れ上がる魚種も多彩で楽しめる千葉県江見。新栄丸に乗り込んだ。

 

フックアウト、オマツリ・・・

 

 初めて経験する「フラッシャーサビキ」。トモに座り、隣の常連さんから仕掛けや釣り方を教わる。底までサビキを落とし、誘いを入れてストップ。巻いて誘いを入れてストップ。この食わせの間も誘いの入れ方も重要。上の指示ダナまで上げたら再び底へ。すると2度目の誘いでグググッと強い引き!

 

 「コレ来た?コレ?」と常連さんに確認。「クロムツの当たりだね!」と言われ多点掛けを狙うためゆっくり巻き始める。とにかく船中1匹目を釣り上げたかったので多点掛けは諦め途中から電動巻きに切り替え。すると、電動リールの巻きのスピード設定がMAXになっていることを知らずボタンを押したため獲物がフックアウト。電動リールを使う機会が少ないため、訳が分かってなかったので何とも悔しい結果に。

 

 また仕掛けを落とし誘っているとさっきとは少し違う当たりが。次こそは、とスピード設定を中速にして慎重に巻き上げると特大のサバ。高級魚クロムツかと思ったのに!

 

 仕掛けを取り込む時に、7本バリの長い仕掛けに慣れていないためサバに暴れられ1人オマツリ状態に。

 

 そうこうしているうちに、常連の方々は40センチ前後の立派なクロムツを釣られていました。

 

イサキ数釣り楽しめたのに

 

 焦って仕掛けを投入。底まで着いて当たり。仕掛け回収。サバ。これが2回続きポイント移動のため仕掛けを回収したところ何か小さい魚が付いていました。よく見ると、先ほど釣ったサバより2回り小さい15センチのクロムツでした。情けない。釣ったのではなく釣れちゃった。

 

釣れちゃった小さなクロムツ

 

 その後のイサキ釣りは、前回の取材でやったばかりだったのもあり難なく数釣りを楽しめました。外道のマダイも釣れて最終的にはお土産いっぱいのリレー釣行になりました。次こそは絶対にクロムツ大物にリベンジしたいと思います。

 

35㌢のイサキは立派

 

 

芸人こぼれ話

 5月27日に36歳になりした。まったく売れてません。

 

 こんなクソみたいな僕にも誕生日プレゼントを下さる優しい方々がまだおられるので感謝しかありません。

 とある女友達から、プレゼントでプロジェクターを頂きました。壁やスクリーンに映像を映し出す言わばホームシアターというヤツです。あらかじめ欲しい物を聞かれていたので大画面で映画を見られるように、とお願いしていました。

 

 僕の部屋の壁は白なので、どこでも映像を映し出せるのですが壁には魚拓をたくさん貼っているため映像を映す余白がありません。なので天井にも映像を映し出せるタイプの商品をお願いしていたのです。

 

 待ちに待ったプレゼントをもらい、寝転んで天井に映し出した映画を見始めてから気付いたのですが、僕の部屋の天井、木目柄でした。登場人物が全員木彫りの人形みたいに見えて仕方ありません。

 

 6年も住んでる部屋なのに、浮かれ過ぎて天井の柄を忘れてました。

 

 追伸 「月の土地の権利書」をもらった時の正しいリアクションの仕方、誰か分かりますか?

 

 

 ◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。18年に石橋俊春とお笑いコンビ「官兵衛」を結成しデビュー。

 

スポニチ 2022年6月25日