最近、よく聞く新しい釣り用語が「アユイング」。ルアーでアユを狙う新釣法だ。吉本興業のお笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之が神奈川県相模川で初挑戦した。
1年前に「アユイング」を知ってからというもの、岐阜県出身でアユ釣りの人気河川、長良川の近くで育った生粋の“アユっ子”のイトーとしては、居ても立ってもいられない。ようやく2年越しの思いを実らせ、釣り仲間のイカちゃんと相模川のアユイング可能エリアに出陣してきました!
水の中に立ち込んで、アユ釣り名人のイカちゃんから指南を受ける。アユイング専用のミノーに、友釣り用の3本バリを付けて激流に沿って泳がせる。
水深5センチの所にもアユはいるというのが驚きでした。石だらけの浅い激流のどこに、アユがいるのか全く分からない。
イカちゃんから「あそことあそことあそこにはいてる」と聞くが分からない。
半信半疑でいると、そのポイントにイカちゃんがルアーを入れて1投目で15センチのアユをGET。
スゴっ!僕も教えられるまま、ルアーを泳がせる。30分ほどしたらルアーの流しを変えようと一度仕掛けを上げてみると小さい小さい10センチほどの稚アユが引っ付いてました。へ?全く実感のない釣れ方。達成感もゼロ!
これでは良くないと、そこから7時間トライし続け何とか4匹のアユと2匹の“ダボハゼ”をGET。
しっかりアユの引きも分かりましたが、“ダボハゼ”の方が型が良く、強く引いてくれてファイトを楽しませてくれました。何とも苦いアユイングデビュー。
昔の彼女に、「ダボハゼ」とあだ名を付けられていた苦い思い出もよみがえり、何とも言えない気持ちで家路に就きましたとさ。
◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。18年に石橋俊春とお笑いコンビ「官兵衛」を結成しデビュー。
働く女性の強さに感服
しばらく前のことです。繁華街を夜歩いているとお漏らしして寝転んでいる酔っぱらいに遭遇しました。50歳前後のおじさん。意識はあるのですが、ろれつが回らず仰向けで大の字の状態。
「もっと酒を$△5☆a7~!」
そこから5分後、周りの迷惑と、急性アルコール中毒の可能性も考え僕が救急車を呼びました。
しばらくして救急隊員の方たちが到着。隊員がおじさんに年齢や名前を聞いてもまともにしゃべれる状態ではない。
困り果てた隊員たちは僕に事情を聴きつつおじさんの身の回りの世話をしていく。
流れで女性隊員の方がおじさんの下半身を拭うと、今までしっかり話せなかったおじさんがハッキリとした声で「気持ちいいな~、ありがたいな~」と言いやがりました!
恐る恐る女性隊員に目をやると「はいはい、コッチはありがたくないんだよ~」。
働く女性の強さに感服させられた夏の夜でした。
スポニチ 2022年8月24日