次々と襲来する台風に負けず東京湾のタチウオが面白い。吉本興業のお笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之が乗り込んだのは東京都江東区深川の吉野屋。ルアーで“ドラゴン”級ゲットを目指した。
目指せ、120センチ超のドラゴンタチウオ!そう意気込みメタルジグを選ぶ。このルアーチョイスがめちゃくちゃ大事で、いまタチウオが食べているベイト10センチほどのイワシだという(隣席の2人組のベテランさんの会話を盗み聞きした)。リアリティーを出すために、それに近い小さめのシルエットのタングステンメタルジグをチョイス。
サイズは出にくいが、数が出しやすい富津沖のポイントで釣り開始。10分ほどでお隣さんが1匹目を釣り、横目でルアーの色を盗み見。僕と同じムラサキ系であることを確認し一安心。
釣れてる人の誘い方を観察して、それを徹底的にまねる!これぞイトーの真骨頂「ハイエナ釣法」。
するとグググッと確かな当たり。小気味良いファイトで何とか1匹目を確保。サイズは指3本幅の80センチと小ぶり。どうやらこのサイズが現在のレギュラーだったらしく、この後もテンポ良く2匹を追加するも同じサイズ。
周りの方もみんな同じサイズ。ルアーの色を変えたり、重さを変えたり、試行錯誤してもずっと同じサイズ。「数も釣れてるし、そろそろデカいのが釣りたいなぁ」という釣り人の思いが船上に充満したタイミングで「来てる来てる!デカいデカい!」という騒ぎ声が!振り向くと指7本幅123センチのドラゴンタチウオの姿が!沸き立つ船内。目の色が変わる釣り人たち。すると、何と僕の竿にも強烈な引きが。明らかに今までより強い引きに、「キターーー!これもデカいです!」と周りに必死にアピール!
大物が釣れた直後だったこともあり、乗客からの視聴率はMAX!そんな最高のタイミングでタチウオの姿が。上がってきたのは、80センチのレギュラーサイズ。スレ掛かりだったので通常より引きが強いだけだったのです。
同じタイミングで釣ったということで123センチのタチウオを釣った東京都江戸川区の加藤裕一さん(51)と写真撮影。彼は上州屋神田駅前店のスタッフでした。
今後は当たりがあっても、うかつに周りにアピールするのはやめよう、と学びました。
◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。18年に石橋俊春とお笑いコンビ「官兵衛」を結成しデビュー。
僕は近所にあるお母さんと娘さん2人がやられている可愛い美容院へ月イチで通っています。そこのお姉ちゃんに切ってもらってから、かれこれ4年。年齢が近いこともあり、冗談を言い合ったりするようなかなり気心の知れた関係です。
先日も予約を取りお店に入ると、「伊藤さんお待ちしてました。早く会いたかったです!」。いつになく笑顔で迎えてくれたお姉ちゃん。「“早く会いたかった”なんて可愛らしいなぁ」と思っていると、髪を切りながら笑顔でお姉ちゃんが話し出しました。
「前回、伊藤さんが帰られる時に私が“見た目お若いですよね”ってなにげなく言ったら、“俺は人前に出る仕事や、そら当然。みんなが俺を見てるからな、見た目にも気ぃ使ってんねん、ほな”と言って帰っていったんです。後味悪くてなんだかだんだんムカついてきて、めちゃくちゃイライラしちゃったんですよねー。この日全く眠れなくて妹にはこの話したんですけど、それでもイライラが収まらなくて直接本人にこのことを伝えないとスッキリしない、と思ってて1カ月ぶりに伊藤さんに伝えられたんでやっとスッキリしました。これでしっかり眠れます」
「安眠妨害してゴメン」と謝っておきました。
スポニチ 2022年9月30日