吉本興業のお笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之が、横浜市でこのほど開催された「釣りフェスティバル2024」に念願の出演者として初参戦した。数多くの新商品の中から伊藤が選んだ逸品を紹介。さらに、会場での裏話を披露してくれた。
PEライン(バリバス)
通常のPEは4本または8本編みでしたが、新製品の「X9」は芯を1本通した上に8本編み付けたもの。計9本になったことで耐久性が格段に上がり、フォールスピードもアップ。これを巻いて早く大物と戦いたいですわ。0・6~12号の13種。オープン価格。2月発売予定。
スピニングリールスピニングリール(ダイワ)
エアドライブデザインという新テクノロジーを搭載した「セルテート」。リールのフロントが軽量化され操作性がアップし「強くて丈夫で軽い」最強のリールが爆誕した。コレ持ってシーバス釣りに行きたいわ~。2月発売予定。全15種。メーカー希望本体価格は税抜き5万4600~6万1600円。
元祖釣りエサ「ホヤ」(マルキユー)
忍姉さんこと三石忍さんが開発した餌。アオヤギが手に入りにくい現状が続いており「何か代用になる餌はないかと探していたらホヤが効いた」のだそう。ショウサイフグのカットウ釣りなどで抜群の効果を発揮。ホヤが餌になるなんて…。200グラム。実売価格は1000円前後。
釣りフェスに通い始めて5年。やっと関係者として携わることができるまでに成長しました。会場ではスポニチ主催の釣り大会でMCを担当したご縁で、バリバスから「トークショー」のMCの仕事をいただきました。3日間の入場者数は3万5848人(主催者発表)。感慨深くて涙がちょちょぎれました。
印象的だったのがビッグゲーム界の大御所・佐藤偉知郎さん、田代誠一郎さん、小塚拓矢さんと夢の共演を果たしたこと。例えるなら「お笑いビッグスリー」みたいなもんです。緊張します。その中で佐藤さんが大型のクロマグロを釣った時の感覚を「海から自動販売機が飛んできたみたいだった」と披露。自販機というパワーワードにおじけづき「今度連れていってください」という言葉をのみ込みました。釣り人としての刺激が強過ぎる、てなもんじゃないくらい強過ぎる方々でした。
ほかにも、有名女性釣りユーチューバーの「じゅえりー」ちゃんと打ち上げなどを通じてめちゃくちゃ仲良くなりました。裏表のないカラッとしたノリの良い関西の姉ちゃん感が最高で「いとう」「じゅえり~」と呼べる仲に。共にテンションが最高潮になり、写真を撮ろうとボクのギャグ「イイカンジヤナ~」を「一緒にやろう」と持ちかけたら「う、、うん。やめとくわ」。断られました。少し気を使われた上で断られました。どんだけ恥ずかしいギャグやねん。
ありがたいことに、来月開催の「フィッシングショー大阪」もMCの仕事で行けることになりました。会場で見かけた際は気軽にお声かけください。
◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。18年に石橋俊春と「官兵衛」を結成しデビュー。ANGLERS公認「アングラーズマイスター」。
スポニチ2024年1月30日