マハタ2.3㌔ & 1.5㌔ 竿頭リベンジ

 どーも!お笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之です。先日スポニチが指定する釣り宿で構成する「東日本釣宿連合会」の懇親会で漫才をさせてもらいました。でも船長さんたち酔っぱらっていて、誰も聞いてませんでした…悔しい!そんな中、昨秋の取材で本命マハタを釣れなかった千葉県の勝浦松部港・信照丸の親方から温かいお声掛けがあり、お言葉に甘えてリベンジに行ってきました。

 

昨秋は一人だけノーヒット

 

 大きな宴会場での懇親会。船長さんたちとお話しする中で、信照丸の親方・吉野勉船長とは昨年11月の取材の話になりました。

 

 あの日は自分だけマハタが釣れず、親方に笑いながら「もう来なくてイイからな」と言われました。「リベンジ行かせてください。自分だけタナ間違ってたのは理解したんで次こそ」と迫る僕に「本当に釣る気ならタナ取りは底から3~5メートル上げて俺の言う通りにやりなさい」とのお言葉を頂きました。

 

 大喜びで、すぐ信照丸へ。最近3キロ超えの大物がかなり上がって絶好調とのこと。数釣りシーズン真っただ中とあって平日でも大にぎわい。親方にあいさつし船に乗り込む。お酒が入った宴会とは別人で海の男の顔…緊張感が走ります。でも今日こそやったるで。

 

 大荒れの外房。10メートルの爆風に歓迎を受け最初のポイントへ。前回はずっと底から2メートルでタナ取りした結果、外道は来ても、本命は釣れず。今回は底から4メートルを基本に、こまめにタナ取りしていく…と誓ってスタート。

 

 上潮が速いが、底は流れてない二枚潮。気を抜くとすぐオマツリする緊張感の中、開始2時間でお隣が良型のマハタをゲット。祝福と同時に情報収集。「おめでとうございます!底から何メートル上げてました?」との質問に「4メートルです」との返答。ビンゴ。読みは間違っていない。自信持っていこう。ただこの日は渋い展開で周りも自分もなかなか釣れない…。

 

 少し変化をと3メートル上げて一度待ち、ゆっくり竿を上に1メートルあおる。その瞬間ガンガンガン!!ゴツン!!というマハタ特有の暴力的な引きが。すかさず糸フケを取り、思いっきりフッキング。グーンと曲がった竿がデカいと期待させてくれる。電動は使わず慎重に手巻きで40メートル上げると、しっかり本命!久々の良型2・3キロのマハタ。

 

失敗できない緊張感の中で釣った2・3㌔マハタ。喜びは別格です

 

 コケられない緊張感の中で釣った喜びは格別。親方の息子で仲乗りの吉野達哉船長に向かって「良かったー!やった!うれしい!」と感情を爆発させた。でも「伊藤くん釣っちゃったー。面白くないじゃんー。リリースしよっか」「何でやねん」といつものやりとり。僕ら同い年で気が置けない関係なんです。

 


吉野達哉船長

 

 

 ラスト1投“秘策”でGET

 

 その後マハタは音沙汰なし。ラスト流しの直前、達哉船長に「やることやっててダメやねんけど、何か他に試すべきことある?」とダメ元で聞くと「あるよ」と返答。あんのかぇ!

 

 「あるなら言うてや」「聞かれないと言わない主義」「はよ教えて」「えー」って、あぁめんどくさっ!何とか「底着いてからデッドスロー(極遅巻き)で6メートル上げる」との答えを得た。ラスト1投でそれを実行すると、5メートル巻き上げたらガツン!!ほんまに来るんかぃ。とツッコみながら上げるとコレまた本命。1・5キロのマハタちゃん釣れました。同時に「今日はコレで終了です」と親方のアナウンス。ブザービーターを決めて竿頭!達哉船長に「今日一日あの方法を試してたらもっと釣れたかな」と聞くと「釣れてたと思うよ」って、ほな言ってよ!

 

 港に戻り親方にしっかりお礼と報告をしたら「また来いよ」とニッコリ。次は達哉流のあの誘いで3キロ超えの大物釣り上げたるで。

 

信照丸の親方。吉野勉船長とパチリ。竿頭だと報告するとニッコリ

 

 

 ◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。2018年に石橋俊春と「官兵衛」を結成。吉本興業所属。

 

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、勝浦松部港・信照丸=(電)0470(73)3483。集合時間は午前5時半、乗合料金は餌付き1万4000円。ルアーは1万1000円。有料レンタル各種あり。女性、小中学生割引あり。

 

スポニチ2026年2月11日