どーも!お笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之です。今回はホウボウを狙いに神奈川・平塚の庄三郎丸に向かいました。餌でもルアーでもOKっていうけど、タイラバやアマダイの外道で釣れるヤツでしょ?あえて“本命”にして狙うのってどうなのかな。

陣取ったのは右舷ミヨシ。餌でもルアーでも狙えるが、まずは40~60グラムのメタルジグからスタート。
前日の大雨で底荒れ必至なのに、爆風が吹き荒れる悪条件。可能な限りロングキャストして25メートルの海底にジグを落としたら、はね上げるように強めにアクションを数回入れて再び着底させる…これをひたすら繰り返すのみ。風で底が取りづらい影響で周りのルアー勢は全く釣れてない。こんな時は早々に撤退。餌釣りに切り替えた。
そんな日は餌でもダメなんじゃないの?って。すんなり切り替えられたのは、胴の間で餌釣りをしていた船長見習いの仲乗り、今田昇一さん(33)がバコバコ1人で釣っているのを目の当たりにしたから。しかも1時間で5匹だって。対してルアー勢は3人でわずか1匹。これはすぐに替えるっきゃないでしょ。
餌釣りの仕掛けは片天1本バリに、オモリは40号、餌はサバの切り身をセット。ハリの50センチ上にはサビキのような「カブラ」が付いた枝スがある特徴的な仕掛け。今田さんの釣り方はオモリが着底したら竿を1回シャクった後に、リールのハンドルを12分の1程度回転させる…を繰り返し1メートル上げたら、再び底に落としていた。巻き幅はごくわずかだが、ここがキモらしい。はい、得意のハイエナ戦法発動です。

マネすること2回目の着底で、ググーッと仕掛けを押さえ込むような、引っ張るような当たりが伝わってきたので、コンパクトにかつシャープに合わせをしっかり入れる。するとグングングン。思いの外暴れるな。「お?おお?意外とコイツ!」と言いながら巻き上げると、真っ赤な魚体にブルーの美しいヒレを広げた30センチの良型ホウボウがヒットした。

「外道の魚を何で狙って釣るねん」と思っていたけど、いざ釣れるとちゃんとうれしい。当たりもファイトも楽しいし、その上、美味ときた。気がつけば、ホウボウ釣りの魅力にどっぷりハマっておりました。
釣果は11匹。まずまずかな、と思い今田さんに釣果を尋ねると「22匹です」。ダブルスコアやん。めちゃくちゃ差がついてますやん。「ボクの釣り方を見ていて、今田さんと何が違いましたかね?」と教えを請うと「巻き幅ですね。もっと小さく巻いても良かったかもしれません」。しっかり、金言を頂きました。最初こそ巻き幅8分の1を守っていたのに、途中から4分の1程度と雑に狙っていた自覚アリ。ほんの少しの差がこんなにも釣果に直結するんだと思い知らされました。
この釣り、ゲーム性あってめちゃくちゃオモロいやん。ホウボウ沼の住人になりそうです。
▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船時間は午前6時半、乗合料金は餌付き1万1000円。その他、アマダイ船、メダイ&クロムツ船、ライト五目船も出船中。
◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。2018年に石橋俊春と「官兵衛」を結成。吉本興業所属。
スポニチ2026年3月13日