“秘伝仕掛け”でショウサイフグ20匹

釣り歴1年 “師匠”との出会いで無双状態

 

 どーも!お笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之です。今回は茨城・大洗の弘清丸へ。みんな大好きショウサイフグちゃんのカットウ釣りです。最近、大洗では爆釣日と不発日が入り乱れるルーレット状態。果たして久々のカットウ釣りで爆釣できたのか!?

 

広範囲狙い

 

 釣り座は右舷ミヨシ。着座すると、すぐさま「伊藤ちゃんスコープ」で同乗者の戦力を測定する。道具、服、準備の手際、落ち着き…監視対象発見!左舷ミヨシに座るあの人、手だれや。早々に座席で寝転ぶ余裕。今日はあの人から、いろいろ盗もう。釣り座が真後ろで観察もしやすい。

 

 大竹沖のポイントに着き釣り開始。特大バナメイエビとホヤを付けて20~30メートル投下。オモリに付けた餌をフグが食べに来たかすかな当たりを感じ取り、オモリの下15、25センチにあるカットウバリ2つにフグを掛ける独特の釣り方。

 

手だれと見た田中さん(左)に勝手に弟子入りし、技だけでなく仕掛けも盗んだイトー

 

 この日は開始30秒で1匹釣って一番乗りを果たしたけど、その後が続かない。周りもたまに釣れるけど当たりも来ない。めちゃくちゃ渋いかも…。ふと振り向くと、先ほどの「手だれ」こと茨城県境町の田中雅幸さん(44=会社経営)が一人だけ釣れ続けてる!

 

 観察するとキャストして丁寧に誘い少し待ち、しばらくしたら回収してキャスト。パッと見、人よりキャスト距離と回数を増やして広範囲を探ってる。ただそれはイトーもやっていた。何が違う?餌?居ても立ってもいられず声をかけた。

 

 「めちゃくちゃ釣ってはりますね!」「ありがとうございます。あ!原西フィッシング倶楽部の伊藤Dですよね?」。会話が弾み、いろいろ聞くと、この日は「群れが小さく、なかなか単発でしか釣れない。だから広範囲を探ってる」とのこと。

 

 

竿頭は31匹

 

 「それだけ?」と質問をかぶせると「実は…」と田中さんが取り出したのが何と自作の仕掛け。コレがヤバかった。通常カットウの仕掛けは、オモリに餌を付ける大きいハリが1本だが“田中仕掛け”は小さいハリを3本散らしてセッティングしている。小さいハリだが顎の強じんなフグに折られない工夫もあり、カットウバリのセッティングも絶妙。オモリはなんと誘導式のタイラバのヘッドを使用。試行錯誤を繰り返して行き着いたまさに秘伝の仕掛け。

 

イトーが図々しくゲットした田中さんの仕掛け

 

 感心していると田中さんが「一つ使ってください」と言うので、ありがたく奪い取り、秒でセッティングして餌を小さく3つのハリに付けて投下。ビクン!すぐ当たった。フッキング!乗った。はい釣れた。楽勝ー!

 

 「エグっ!この仕掛けエグっ!これは金取れるレベルですよ!」とすぐさま田中師匠に報告。ここから怒濤(どとう)のラッシュ。右舷で誰も釣れていない時間帯に一人だけ釣れ続ける。左舷も田中師匠だけ釣れ続ける。無双状態!腕も多少はあるやろけど、そんなん関係ないくらい、この仕掛けがイカつい。フグの食いが全然違う…。田中師匠のおかげで、終わってみれば好釣果!竿頭はもちろん田中師匠。31匹!すご。2番手は弟子でイトーの20匹でした。

 

船中2番手の20匹を釣ってウハウハのイトー

 

 お土産に仕掛けを頂き、自作しようと、いろいろ教えてもらいました。今回の出会いは、イトーのフグレベルを格段に上げてくれる最高のものになりました。この一期一会感、これやから釣りはやめられん。…でもここだけの話、田中師匠はまだフグ釣り歴1年くらいなんだってさ。これ聞いた時、一瞬釣りやめよか思いました。

 

 

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、大洗・弘清丸=(電)029(267)3420。乗合は午前4時半集合、5時出船。料金は餌・氷付き1万2000円。餌はバナメイエビかアオヤギどちらか選択。ホヤは別売り。女性、中・高校生1000円引き。

 

 ◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。2018年に石橋俊春と「官兵衛」を結成。吉本興業所属。

 

 

スポニチ2026年3月31日