待ってろナニワのドラゴン

 バリバスカップが関西に初上陸!バリバスカップ2023「大阪湾タチウオ ジギング大会」が今月27日に開催される。本紙で「芸人が釣る!」を連載中のお笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之が、一足先に大阪湾のタチウオに挑んだ。

 

当日が初出船

 

 夏休み真っただ中ということで、今回は足を延ばして開幕したばかりの“夏タチ”を狙うため、大阪府泉佐野市の海新丸に行ってきました。
 普段は東京湾でよく狙っているタチウオ・ジギングですが、大阪湾では初挑戦。しかも釣行当日が海新丸の今シーズン初出船の日だとか。完全に手探り状態からのスタートとなりました。「小さいのは出るけど、大きいのは出ない」という前情報はオレが破る!と意気込み、神戸沖(水深50~60メートル)をガンガン攻めます。

 

 このエリアで使うメタルジグは140~160グラムが主流。東京湾より少し重い感じですが、カラーはパープルがいいというのは同じです。まずは150グラムのメタルジグを落としてはシャクり、落としてはシャクり。開始10分で金属的な「カチン!」という当たりがきました。すかさず竿を立ててフッキング。ググ、グググ。お、おお?引いたのは最初だけ。5メートルも巻けば観念したかのように、腹を見せながらプカーと魚が浮いてきました。指2本分のそれは小さな、小さなタチウオ。このサイズに坂本和明船長は「ランカーサヨリということにしとこか」と苦笑い。

 

F2のタチウオこと〝ランカーサヨリ〟を釣り上げた

 

 この後もヒットはするが、ランカーサヨリばかりでサイズアップは難しい。途中で全く釣れない時間帯に入った時に、船長とムダ話をしていたら急に当たってきました。「殺気がなくなるからムダ話してた方が釣れるんとちゃうか?もっと話しとこか。ワハハ」。船長の話は本当に楽しく、ボクの知らない関西の釣り事情、海事情などをたくさん聞かせてくれました。結果、指2~3本分の“ランカーサヨリ”9匹で納竿。最後にポジティブな船長の一言で、大会に向けてのモチベーションがグッと上がりました。

 「これより悪くなることは絶対ないから安心し」。27日にまた来るで。待ってろ船長、待ってろ大阪のタチウオ!

 

◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。18年に石橋俊春とお笑いコンビ「官兵衛」を結成しデビュー。ANGLERS公認「アングラーズマイスター」。

 

 

◇バリバスカップ2023スポニチ大阪湾タチウオ ジギング大会 要項◇

 開催日:8月27日(日) ※予備日:9月10日(日)

 募集:60人対象魚:タチウオ 釣り場:大阪湾

 【会場】海新丸=(電)072(469)2332。大阪府泉佐野市下瓦屋1の1の28

<協力店>ルアー船剣 TSURUGI、シーライド、バグース、オーシャンバトル、ヒットラッシュ

 参加費 1万5000円(乗船代・氷代を含む)

 申し込み 「スポニチプラスα」でのネットエントリーで受け付け

 

スポニチ 2023年8月2日