”相模湾デビュー”
カワハギ ホロ苦4時間4匹

爆釣本ガツオ船の誘い断り挑戦も

 

 吉本興業のお笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之がカワハギに挑戦した。多くのカワハギを釣り上げているが、相模湾のポイントは初体験。良型を目指し神奈川県福浦・よしひさ丸に乗り込んだ。

 

今季一発目の便

 

 どうも。好きなサワラ料理は柚庵(ゆうあん)焼きの、吉本芸人の官兵衛・伊藤です。今回はよしひさ丸に行ってきました。今思えば、運命は釣り物を選択する時から決まっていました。

 

 息子の高橋勝久船長に電話を入れ、次の日の取材の申し込みをしてみると…。

 

 勝久船長操船の「午前の本ガツオ船」

 

 親方・高橋稔船長操船の「今季一発目の午後のカワハギ船」が出船するとのことで、この楽しい2択を迫られました。月1回でカワハギ修業にいそしんでいる身として、すぐに勝久船長に「カワハギ、カワハギで」と飛びついた。

 

 相模湾のカワハギは初挑戦。しかも型が良いときた。何よりシーズン一発目の便。他の釣り人に抜かれてないフレッシュな個体が多い。入れパクの可能性もある。この状況下でカワハギ行かないヤツなんていない。「いや、でも今、本ガツオが…」という勝久船長の制止を振り切り、ここに4時間の短時間カワハギ釣行が決まったのです。

 

 当日ワクワクしながらポイントに到着。福浦沖(水深40メートル)に仕掛けを落とす。普段カワハギ釣りをするポイントが20メートルまでの場所が多いため、その違いに感動しながら集中していると、ピクン。素直な分かりやすい当たり。ここぞと竿をあおり掛ける。乗った!「チョロいで」と心躍らせながら巻き上げると、25センチの良型カワハギ。最高やん、ここではこれがアベレージサイズらしい。

 

相模湾デビューはほろ苦だったが釣った4匹は全て良型!

 

良型25センチも悔し

 

 どんどん釣ったるでー、そんな意気込みでさらに仕掛けを落とすが、ここから当たりがなくなる。餌すら取られない。たまに当たるとしっかり掛けるが、どれも外道のエソばかり。めちゃくちゃ遠くにキャストして、広く探り何とか2匹目をゲット。ポイントを大きく移動して、ようやく3匹目。稔船長もアナウンスで「おっかしいなー、潮が濁ってるから釣りにならねーな。魚がいやしねー」と。日が悪かったみたいだ。こればっかりは凄腕船長でもどうすることもできない。

 

 何とか終了間際に1匹追加し、4時間の釣行終了。結果4匹で惨敗。地元の名手が竿頭で7匹、2番手が6匹で、3番手がボクの4匹。ほかの方は2、3匹。終わってみるとこれでも悪くはなかったということに。相模湾カワハギデビュー戦はホロ苦いものになりました。

 

 港に帰ってみると勝久船長がお出迎え。恐る恐る本ガツオの釣果を聞くと「全員オデコなしの、竿頭が10匹釣りましたよ。爆釣です」と。今しか釣れない本ガツオを選ばなかった自分に腹が立つ。「伊藤さん、今日は絶対カワハギより本ガツオの日でしたよ。来たら良かったのに」。勝久船長!次同じように本ガツオが釣れてる時は、殴ってでもボクを本ガツオ船に乗るよう説得してください。

 

カワハギの当たりに似たエソのダブルにしかめっ面

 

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、福浦・よしひさ丸=(電)0465(63)3884。カワハギ船の集合時間は午後0時半、乗合料金は餌別8500円。

 

 ◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。18年に石橋俊春とお笑いコンビ「官兵衛」を結成しデビュー。ANGLERS公認「アングラーズマイスター」。

 

スポニチ2023年10月25日