FUJIWARA 原西部長に〝アオリ〟大成功

「原西フィッシング倶楽部」トークも注目

 

 どーも!お笑いコンビ「官兵衛」の伊藤貴之です。ご存じかもしれませんが僕、釣り好きの先輩芸人のYouTube番組「原西フィッシング倶楽部」でカメラマン兼ディレクターをやってます。最近、大阪府岸和田市にある沖堤防に遠征してアオリイカのエギング撮影をしてまいりましたので、その模様をお届けします。

 

 墨も毒も吐かれ

 

 今回のメンバーは「部長」のFUJIWARA原西孝幸さんと「副部長」のナインティナイン岡村隆史さん、そして私「伊藤D」、エギング界のカリスマ釣り師・山田ヒロヒトさん(通称ヤマラッピさん)の4人です。

 

「原西フィッシングクラブ」の(左から)岡村副部長と伊藤D、ヤマラッピ先生、原西部長

 

 冒頭いきなり原西さんが「ロシアから来たイカスキー!」と叫んで自己紹介。絶好調です。イカ好きで「冷凍庫に常に2~3匹はストックしときたい」と、わざわざ大阪まで遠征。全員予定が合うのはこの日だけなのに全国的に台風で、日帰り可能な所を探したら大阪に…という経緯、ヤマラッピ先生の紹介などトークだけで8分。釣り動画では長すぎ。

 

 カット変わって先生の釣り方講座。ここも原西さんがヤイヤイ口を挟み13分。21分で一度も釣りシーンなし。長過ぎるトークに先生が一言。「いつ釣りできるねん」と、最高のタイミングでツッコミです。でもそんなウダウダも「原西フィッシング倶楽部」スタイル。ディレクター判断で、あえてカットせず全部使います。冒頭21分釣りはしていませんが、お許しください。

 

 ようやく釣りが始まり、教わった通りに餌木を30メートルほど投げ、底まで落とす。着底したら4~5回ジャッジャッとシャクり上げる。しばらくステイ。またシャクり上げる…の繰り返し。黙々と言われた通り実践する岡村さん。一方、原西さんは「俺、底取られへんわ。もっと重くしてもらえます?」とオモリを足して釣れやすい環境から遠のいていく。毎回、正反対の性格が色濃く出る釣り模様。

 

 そうこうしてたら、岡村さんの足元で回収間際の餌木にアオリイカの群れがアタック。先生が「サイトで(見ながら)釣りましょう」。イカパンチを誘うべく目の前に浮遊させてアピールします。もどかしい駆け引きが続いた後にパンチ!の後に「抱いた抱いた」。みんなで興奮、イカも興奮して墨を吐く。ちなみに、墨を吐くと周りのアオリイカも警戒し、そこはしばらく釣れなくなります。

 

早々にアオリイカを釣り上げた岡本副部長

 

 岡村さんがそーっと竿を上げると可愛いサイズの秋イカがビローン。「企画成立!!」大きく叫ぶ伊藤D。「とりあえず良かったー」とホッとする先生。喜びを口にされてると思うが、小声で何を話しているか分からない岡村さん。

 

 それを遠目で見た原西さんは「俺もイカマンション見つけるでー」。すると程なくして本当に「あった。イカマンションあったで」。それを聞いた私、伊藤Dは撮影を他のスタッフに任せ「お隣失礼しますねー」と釣りを始めた。「伊藤、お前!」とお怒りの先輩を横目に「イェーイ。1匹ゲットー」と横取り成功。「イイカンジヤナ~!」とカメラに向かってギャグをカマすと「うっさいわボケー!墨も吐いてるし。やってくれたな。お前は炎上しろ。絶対釣るからな!」と気合十分の原西さん。

 

 そこから6時間釣り続けましたが、果たしてイカスキー原西さんは釣れたのでしょうか?詳しくは27日と11月3日公開の「原西フィッシング倶楽部」を見てください。伊藤がマナー違反で炎上してしまうのかも、乞うご期待!!

 

大先輩・原西部長のイカを横取りした上に満面の笑みで「イイカンジヤナ~」と持ちギャグを決める伊藤D

 

 ◇伊藤 貴之(いとう・たかゆき)1986年(昭61)生まれ、岐阜県出身。2018年に石橋俊春と「官兵衛」を結成しデビュー。吉本興業所属。

 

 

スポニチ2025年10月28日