B3・2位東京Uと3位香川が有明アリーナ(サブ)でホーム<GAME2>で連夜の激闘
東京Uが74ー65の9点差で香川を破り、チーム最多の14連勝を達成!

2位香川との死闘を制した東京Uはプレーオフホーム開催に向けてカウントダウン!MVPは田口暖!!

 

小さな身体を張って、攻守でスピード感あふれるプレーを見せた東京Uの田口暖

 

 バスケットボールBリーグ3部(B3)2024―25シーズン第24節、暫定2位(※)の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)と、同3位(※)の香川ファイブアローズ(以下、香川)とのGAME2「Presented by BIPROGY」が3月11日、東京・江東区有明の有明アリーナ(サブ)で行われ、東京Uが74―65の9点差で香川を破り、チーム最多となる14連勝を達成すると同時に、ホーム試合の連勝記録を19にのばした。

 

ハーフタイムで2日間コート上で行われたティラノザウルスレースは試合に負けず大盛況となった

 

 2位・東京Uと3位・香川は共にプレーオフの出場権を獲得したが、B3優勝、B2昇格を目指す両チームの戦いは、プレーオフで再び対戦する可能性もあり、GAME2は前夜のGAME1の興奮が冷め切らない中、試合開始直後から1点を争う白熱した試合が再びコート上で展開された。

 

香川とのGAME2もチケットが完売し、727人が来場した

 

 有明アリーナ(サブ)で行われたGAME2も、チケットが完売して727人が来場。両チームのブースター&ファンがコート上の選手たちの背中を後押しする声援を送る中、第1Qがスタートし、強度の高いディフェンスで両チームが中々得点を挙げることができない中、東京Uはリース・ヴァーグ、今林萌が3点シュートを含む各5得点を挙げる活躍を見せるが、15―19の4点のリードを与えて終了。

 

3点シュート3本を含む13得点を挙げたほか、ディフェンスでも存在感を見せた東京Uリース・ヴァーグ

 

 続く、第2Qに入ると両チームのオフェンスのギアが一段上がり、香川が得意とする3点シュートを3本決めるなど17得点を挙げる一方で、東京Uはリース・ヴァーグが2本の3点シュートを含む8得点を挙げたほか、チーム一丸となってのプレーで26得点を挙げ、41―36と逆転し、5点差をつけて前半を終了した。

 

東京Uのローカス・ガスティスも長身を活かしたプレーで攻守に活躍して10得点を挙げた

 

 ハーフタイムを挟み、GAME2の第3Qは、再び両チームの強度なディフェンスで、香川に3本の3点シュートを含む18得点を与えたが、東京Uもアンジェロ・チョル、ローカス・ガスティス、今林萌が各3得点を挙げ、54―54の同点で東京Uと香川とのGAME2の勝負の行方は、最終第4Qへと持ち越された。

 

同点で迎えた最終第4Qの流れを変える3点シュートを決めた東京Uのトビン・マーカス海舟

 

 有明アリーナ(サブ)のコート、そして、客席は両チームの白熱した試合展開にブースター&ファンが声を出し合っての大声援が交差しヒートアップする中、第4Qがスタートしたが、勝利に向けて流れを掴んだのは東京Uだった。トビン・マーカス海舟、今林萌、川島蓮が3点シュートを連続して決め20得点を挙げる一方で、強度のディフェンスも機能し、香川を11得点に抑えて、GAME2は東京Uが74―65で香川を破り、チーム最多の14連勝を達成すると同時に、ホーム試合の連勝記録を19とのばした。

 

現在、スティールでリーグ1位の東京U主将の川島蓮は得意とする3点シュートを含む9得点を挙げる活躍を見せた

 

 プレーオフ出場権を獲得し、ホーム開催を目指す東京Uにとって、2位・香川との天王山を連勝した橋爪純ヘッドコーチは試合を振り返った。「本日もご青援ありがとうございます。昨日と同じような展開で、最後までどっちに転ぶかわからないというか、前半5点リードしていましたが、決してセーフティーリードと言われる展開ではなく、3ピリ、4ピリで途中追い付かれて、最後は引き離せたんですけど、凄くお互いに苦しいゲーム展開だったのかなと思います。(後半、特に第4Qで20―11と9点のリードを保つことができたが勝因は)うちがシーズン初めから取り組んでいる80分間戦うってことが、最後の4Qの所はうちの方がかなり脚も動いていたので、そこでディフェンスで圧倒できたのが最終的には点差が開いたのと、3Pシュートが昨日あまり入らなかったんですけど、今日は4Qの立ち上がりで2本、3本と決められた所が、一気に流れに乗れたのかと思います。(非常に大事な香川との2戦を連勝することができた。これで14連勝、ホームでの連勝も19とのばしたが)前回は13連勝していて、14連勝を目指したんですが、香川さんに負けてしまったんで、今回同じ香川さん相手にリベンジしようってことを試合前に選手たちに伝えて、また、今日勝って34勝なので、(東京Uの)1年目のシーズンの記録をたぶん超えたのかなと思うので、自分たちとしても最初にやってきたワン・モア・ステップってことで、一つ上のレベルにいきたいっていうことを掲げたことの一つの通過点じゃないですけど、一つ目標をクリアしたのかなと思います。(今季の橋爪純HDが掲げるバスケットボールに今のチームは近づいてきているか)かなりディフェンスの強度は皆さんが見ている通りに、かなり上がってきているかなと思いますし、序盤は動くけど後半戦につれてどうなるかなみたいな不安があったと思うんですけど、僕たちはそういう風にタイムシェアだったりとか、トレーニングをしっかりして後半戦、プレーオフでも落ちない運動量を確保するためにやっているので、そこは凄く良いかなぁって思います。オフェンスの所に関しても、かなりボールが回ったりだとか、一人でできない時でも二人とか、三人でしっかりとコンビネーションだったりとか、上手く使いながらスコアできている所が凄く良いかなぁって思います。(最後にファンへのメッセージを)いつもご青援ありがとうございます。僕らがワン・モア・ステップを掲げている様に、ブースター&ファンの皆さんも一緒にステップアップしていっていただいて、是非プレーオフを盛り上げていただける様な環境を作っていただけると有難いです。また、引き続きご青援宜しくお願いします」と、プレーオフに向けて東京Uのファンに力強い応援をお願いした。

 

試合後にチーム最多となる14連勝を記録したチームの強さについても話した東京Uの橋爪純ヘッドコーチ

 

 そして、香川とのGAME2のMVPには9得点、前線でのハードなディフェンスで東京Uの勝利に大きく貢献した田口暖が選ばれた。「本日も応援ありがとうございました。本当に香川さんは手強くて、本当にタフな試合だったんですけど、チームで勝ち切れたんで良かったです。ありがとうございます。(この試合でチーム力も一段階レベルアップしたのでは)ケガ人も多い中、ベンチもそうなんですけど、しっかりとチームで戦っていることで、最後は勝利に繋がっていると思うので、それは皆が見てればわかると思うので。(昨日、今日と一段とホームの青援が大きく、プレーをしていても届いていたか)昨日の試合で滅茶苦茶疲れていたんですけど、今日コートに入ってみたら、本当に青援が大きくて勝手に脚が動いて、皆さんのお陰です。ありがとうございました。(次の試合に向けて)金・土曜でまた試合があってタフなんですけど、若手選手の齋と浅野も戻ってくると思うので、皆チームでしっかりと戦って勝ちたいと思います。今日はありがとうございました」と、香川戦での勝利を喜ぶと同時に、次戦・湘南戦への意気込みを伝えた。

 

 

攻守の活躍で香川とのGAME2のMVPに選ばれた東京Uの田口暖

 

 東京Uの次戦は、湘南ユナイテッドBCとのアウェイでの2連戦(14日、15日に神奈川・藤沢市の秩父宮記念体育館)だ。現地での応援、もしくはバスケットLIVEで青援を送ろう!

(※順位は3月11日、GAME2開始前時点)

https://tubc.tokyo/

 

MVPに選ばれた東京Uの田口暖は笑顔でチームメンバーとハイタッチした