B3・東京Uがホーム有明メインで2024年初戦を制す!
昨季新規参入チーム同士の対戦で三重とのGAME1を95ー56で勝利!!

今季2度目のホーム有明アリーナメインに4330人が来場!能登地震被災者に向けても熱いメッセージを送る!

 

試合後、MVP受賞の川島蓮、マイケル・クレイグ、小倉渓を囲んで選手と早水将希ヘッドコーチで記念撮影

 

 バスケットボールBリーグ3部(B3)6位の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)が7日、東京・有明アリーナ(メインアリーナ)で、第13節・同リーグ12位のヴィアティン三重(以下、三重)との「SUNTORY presents TUBC FES」GAME1を行い、95―56で三重に勝利した。

 

MVPを獲得した主将・川島蓮のプレー

 

 昨季、同リーグに新規参入した両チームの対戦は、今季2度目の有明アリーナ(メインアリーナ)での試合となり、4330人の観客が来場した。

 東京Uは第1Q、マイケル・クレイグ、今林萌が各7得点を挙げる活躍を見せて、21―13と8点リードする優位な展開で序盤をスタートさせた。

 第2Qに入ると、三重に3本の3点シュートを決められたが、主将・川島蓮やチュクディエベレ・マドゥアバム、山本鳴海が各4得点を挙げ、41―25と16点差のリードを広げて前半を終了した。

 

19得点、11アシスト、9リバウンドの活躍でMVPを受賞したマイケル・クレイグ

 

 ハーフタイムを挟み、後半第3Qに入り、両チームの攻守のギアがさらにアップし、メインアリーナに来場した4330人の観客の応援もヒートアップする中、東京Uは得点を着実に積み上げて第3Qに31点の猛攻を見せ、72―44と更にリードを広げて、最終第4Qへ。

 少しでも点差を詰めたい三重だったが、東京Uが三重の攻撃を最小限に押さえ、東京Uは小倉渓の2本の3点シュートに加え、川島蓮、マイケル・クレイグの3点シュートが決まり、95―56の大差をつけて、2024年最初の試合を白星で飾った。

 

4本の3点シュートを決めてMVPを獲得した小倉渓

 

 試合後、東京Uの早水将希HCが最初に発した言葉は「能登地震で被害に遭われた方、被災された方に本当にご冥福をお祈りすると共に、一日でも早い復興を願っております。そうした中で僕たちがこうやってバスケットに集中できるってことを幸せに噛みしめながら、闘っていきたいなと思います。本当に僕たちができることって少ないと思いますし、ここでバスケットをやっていることが勇気を与えられているかわかりませんが、僕たちができるのはバスケットとかエンターテインメントで盛り上げることだと思いますので、その力になれる様に頑張りますので、共に皆さん頑張りましょう」と、甚大な被害を受けた能登地震の被災者たちに熱いメッセージだった。

 

試合後にファンに対して熱いメッセージを送った早水将希ヘッドコーチ

 

 続けて、新年最初の試合に関しては「三重の選手、スタッフ、ファンの皆さん、新年のファーストゲームで共に闘っていただき、ありがとうございます。明日もゲームがありますので、良い試合ができる様に両チームはしっかりと準備して、応援もしっかりと準備して、明日も闘いましょう。宜しくお願いします。そして、TUBCのファンの皆さん、明けましておめでとうございます。お正月明けから、本当にバスケットができること、応援されることが幸せなことだということが改めて感じました。今日もたくさんのファンの皆さんに集まっていただいて、幸せな空間でバスケットをさせていただきました。明日もありますので、今日以上の声援と僕たちは今日以上のバスケットを見せますので、また明日も宜しくお願いします」と、試合ができる喜びと共にファンの声援に感謝の思いを伝えた。

 この日のMVPは、チーム最多の19得点、11アシスト、9リバウンドの活躍を見せたマイケル・クレイグ、途中出場ながら4本の3点シュートを決めた小倉渓、2本の3点シュートを含む14得点を挙げた主将・川島蓮の3選手がMVPに選ばれた。

 

MVP受賞の喜びと同時に、体調不良で欠場した新号健に勝利の報告を行った小倉渓

 

 小倉渓は「こんな沢山の応援と会場の中、試合に勝てたことをとても嬉しく思います。(後半3点シュートを決めていたが)感謝の気持ちをもってコートに立って、自分ができることは相手がシュートを決め切る、そして、打つということなんで、それをしっかりとやれたかなと思います。こうした環境でバスケットができること、コートに立てることが本当に嬉しいし、感謝すべきことなので、明日も試合があります。皆さんと試合を、そして、日本を盛り上げていきましょう」と、笑顔で喜びと感謝の気持ちを伝えた。

 

 

東京Uの新年初勝利に大きく貢献したマイケル・クレイグはファンにGAME2の応援をお願いした

 

 続けて、マイケル・クレイグは「これだけ皆さんの応援の中で勝利できて凄く良い気持ちです。皆でリバウンドをとって、シュートを決めて、良いディフェンスして、チームで勝ち取った勝利だと思います。(19得点、11アシスト、9リバウンドとほとんどトリプルダブルだったが、今日のプレーを振り返って)あと1個(リバウンドが)本当はほしかったんですけど、今日コーチが作ってくれたゲームプランを皆で遂行してチームで勝ち取った勝利だと思うので、あと1個ほしかったですけど今日は良かったと思います。明日も皆さんの応援が必要です。応援宜しくお願いします。ありがとうございます」と、ファンにコメントした。

 

MVPで主将・川島蓮に代わって、最後にファンへの挨拶を行った宮田諭

 

 最後に、MVP受賞の川島が同じく主将・宮田諭に最後にファンへのメッセージを託した。宮田主将は「たくさんの皆さんにご来場いただき、ありがとうございます。今日こうして試合をさせていただきましたが、皆さんご存知のとおりに同じリーグに所属する金沢(武士団)のチームの皆さんが今節試合が中止となっていますし、来週以降どういう風なカタチで活動を再開するかは正直わからない難しい状況にあると思います。僕らの役割として、今できるバスケットに精一杯向き合うことと、彼らに対して、どんな時でも支援をしていく姿勢を見せて、同じ仲間として支え合っていきたいとなと思います。今日これだけの方が来てくださっているので、もしかすると皆さんの身近な人であったり、親族、友人、知人の方、色々な方が悲しい思いだったり今も、もしかしたら避難生活をしているのかもしれません。一人一人が今日みたいに隣にいる人と笑い合って、声掛け合って、試合を楽しんで、ご飯をいっぱい食べて、元気に暮らしていくことが皆が前を向いていく一歩ずつに繋がっていくと信じているので、僕らはバスケットを一生懸命頑張っていきますし、是非皆さんも日常を楽しんで元気に暮らしてほしいです。また、時間がある時には立ち止まって考える時間を作って、困っている人をお互いに助け合う様な行動をしていただけたらと思っています。チームからリリーズであったり、アナウンスもしていると思いますが、今日、明日の試合も、今後の試合があっても無くても彼らに対しての募金活動であったり、支援活動というのは続けていくべきだと思っています。楽しい時間と助ける時間と両方あっての毎日だと思いますので、是非皆さんにもご賛同いただければと思っています。明日も頑張りますので引き続き、TUBCとバスケットで繋がる仲間と震災で苦しんでいる皆さんへの温かいご支援を宜しくお願いします。本日はありがとうございました」と、能登半島地震で被災した方々へバスケットを通じた支援を熱いメッセージを伝えた。

 東京Uの次戦は三重とのGAME2で、あす1月8日(月・祝)に有明アリーナ(メインアリーナ)で行う。

https://tubc.tokyo/

 

 

試合前に能登半島地震で被害に遭われた方に対しての黙とうが行われた

 

 

有明アリーナ(メインアリーナ)の入口前には「富岡八幡宮有明」が2日間限定で設置された

 

 

ファンたちは東京Uの必勝祈願&初詣を行った

 

オープニングセレモニーに登場した深川福住太鼓のメンバーたち

 

サブアリーナで行われた車いすバスケットボールの体験コーナー

 

サブアリーナのボルダリング体験コーナー

 

サブアリーナのスケートボード体験コーナー

 

サブアリーナのバスケットボール体験コーナー