出場後、３点シュートを決めた東京Uの新加入・山本鳴海のプロデビュー戦を勝利で飾れず！

３点シュートを挙げる活躍で華々しいプロデビューを果たした東京Ｕ・山本鳴海

　バスケットボールＢリーグ３部（Ｂ３）５位の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ（ＴＵＢＣ、以下＝東京Ｕ）が１６日、東京・有明アリーナ（サブアリーナ）で、第１１節・同リーグ１２位のしながわシティバスケットボールクラブ（以下、品川）とのＧＡＭＥ１を行い、８０―８１の１点差で品川に惜敗を喫した。

東京Ｕのマスコット・ユナイトはこの日も会場を熱く盛り上げた

　東京２３区の湾岸エリアを拠点に活動を行う両チームの対決は〝東京・湾岸ダービー〟として行われたが、試合は最終第４Ｑまで熾烈な戦いが繰り広げられた。

　東京Ｕは試合前に、今季から練習生として参加していた山本鳴海（２４）と選手契約を締結したことを発表した。一方で、チームのムードメーカーでもあるブラ・ブサナ・グロリダがコンディション不良で品川戦を欠場することを発表し、チームとしては新戦力が加わった喜びとともに、不安要素を加わった。

この試合でも３点シュート３本を含む２４得点を挙げる活躍を見せた東京Ｕ・マイケル・クレイグ

　前節（第１０節）、アウェイでのアースフレンズ東京Ｚに連勝し、ホームで品川に連勝し、上司進出を期待するファンが熱い声援を送る中、第１Ｑは山本が３点シュートを決めるなど、会場が大いに盛り上がる中、品川の攻守に押されて１５―１８の３点差を付けられた。

　続く、第２Ｑも品川・伊藤良太を中心とする精度の高い攻撃でリードを許し、３６―４２と点差を広げられて前半を終了した。

東京Ｕ・チュクディエベレ・マドゥアバムは迫力あるダンクシュートを含む１０得点を挙げる活躍を見せた

　ハーフタイムを挟み、一気に逆転を目指す東京Ｕだったが、少しずつリズムを掴むものの、シュート精度が上がらず、更に点差を広げられて、５６―６３の９点差をつけられて、勝負は第４Ｑへ。

　会場に集まった両チームのファンの声援が最高潮に達する中、東京Ｕは最大１９点差をつけられる厳しい展開の中、一時は同点に追いつくものの試合は１点差となる８０―８１で東京Ｕが品川とのＧＡＭＥ１で惜敗を喫した。

東京Ｕ主将・川島蓮は４本の３点シュートを含む１４得点を挙げる活躍でチームを鼓舞した

　試合後、東京Ｕの早水将希ヘッドコーチ（ＨＤ）は「品川の選手、スタッフ、ファンの皆さん、本日はありがとうございました。明日も試合があり、ご近所さんということで、明日は必ずもっと熱いゲームをお互いに頑張りましょう。宜しくお願いします。ＴＵＢＣのファンの皆さん、本日はありがとうございました。結果は１点差でバスケットとしては見応えのあるゲームだったかもしれませんが、僕たちは勝たないと意味がなくて、今ホームで負け数が多い状況を自分たちが作ってしまったので、そこはもう１回自分たちで取りにいかないといけないというゲームで、４０分間自分たちがやるべき事を徹底してやらないと勝てないというのが、今日のゲームだったと思います。後半本当に盛り返して、ゲーム強度も上がって、失点を抑えながらできたんですけど、バスケットは結局４０分間終わった時にどっちがポイントをリードしているかという話だと思います。そこの原点にもう１回戻らないといけないと思います。明日は出だしから４０分間、今日よりハードに戦い続ける準備をしますので、また明日も宜しくお願いします」と、悔しい表情を浮かべながら試合を振り返った。

試合後のインタビューで１点差負けの試合を悔しい表情で振り返った東京Ｕ・早水将希ヘッドコーチ

　この試合、新加入の山本鳴海が３点シュートを決めたり、新しい攻撃のパターンができたがという質問に対して「山本は練習生という所からスタートしましたが、正直練習生というのは、練習も試合もですが、中々モチベーション的には難しいところですが、ずっと毎日毎日一生懸命に努力して、ロスターが空いたから獲ったのではなく、自分からロスターをもぎ取ったという選手だと思います。今日もコートを見ていただいてわかる様に、何の遜色もなくプレーできる選手です。本当に１２人目の選手が揃ったということで、後は勝ちにいくだけだと思いますので、ここから山本を含めて戦っていきます。宜しくお願いします。（ＧＡＭＥ２に向けて）明日は先ほども言ったように、出だしからエナジー高く、自分たちがやるべきことを徹底してやりたいと思いますので、一緒に戦ってください。宜しくお願いします」と、Ｇａｍｅ２でのリベンジをファンに約束した。

　東京Ｕの次戦は、ホーム有明アリーナ（サブアリーナ）で、あす１２月１７日（日）１５時から品川とのＧＡＭＥ２を行う。

☆東京ユナイテッドバスケットボールクラブ