Gyosei FC CANVAS（北河内地区）

　　Ｇｙｏｓｅｉ　ＦＣ　ＣＡＮＶＡＳは、２０１５年に創設された。卒団生が入学した関係で２０２１年に東海大大阪仰星と提携。月曜・水曜に夜間照明のある人工芝グラウンドを借りて練習できるようになった。

　火曜・木曜・金曜は岩船小学校（交野市）で練習を行っている。ただ、子どもたちの平練習参加は週３回まで。東海大大阪仰星での小学４年から６年の練習は午後７時から約２時間程度。岩船小では午後５時１５分から。年中から小学６年生まで１２１人が在籍している。

　クラブは「みんなで楽しく、勝ち負けにこだわらずサッカーに取り組む」（橋本祐次代表理事）ことを指導理念に置く。楽しむことをモットーとしながらも練習内容は本格的だ。ボール回しのアップからミニゲームまで内容は濃く、どうすれば数的有利な状況を作れるかなど子供たちに考えさせる。６年生チームは、昨年の５年生大会で大阪府の中央大会に進出した。昨年度のくら寿司カップは３次予選でＰＫ敗戦だったが「今年はチャンスはあると思います」（同代表理事）と期待は大きい。コーチは専任を含めて１０人。とにかく練習環境の充実度は折り紙付き。橋本代表幹事が「本当にいい環境でやらせてもらっています」と話すのもうなずける。

　トラップ技術、パスなどチームのレベルは高い。ボランチの山内優空（ゆう）キャプテンは「自分でシュートを決めることもできるし、トップとかのシュートのアシストもできるので楽しい」と、練習中の声掛けを絶やさないなど頼れる存在だ。また、江崎樹里さんは、大阪府のトレセンメンバーに選ばれる女子トップクラス。月２回行われるトレセン練習は「強い女の子たちと練習できて楽しい」と、将来のなでしこリーグでのプレーを夢見て連日ボールを追いかけている。