B3・5位の東京Uがホーム有明アリーナ(メイン)で連勝
12位の三重とのGAME2を78ー71で激戦を制す!!

有明アリーナ(メインアリーナ)に3791人が来場!チーム一丸となり、能登半島地震被災者へ勝利&熱いメッセージを送る!!

 

前日のGAME1に続いて、3791人が来場した有明アリーナ(メインアリーナ)

 

 バスケットボールBリーグ3部(B3)5位の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)が8日、東京・有明アリーナ(メインアリーナ)で、第13節・同リーグ12位のヴィアティン三重(以下、三重)との「SUNTORY presents TUBC FES」GAME2を行い、78―71の僅差で三重に勝利しホーム2連勝を飾った。

 

この日も会場を大いに盛り上げたMCの竹本タクシーとマスコット「ユナイト」

 

 2024年最初の試合となった東京Uと三重とのGAME2は、最終第4Qまで1点を争う白熱した好ゲームとなった。

 この日、有明アリーナ(メインアリーナ)に来場した3791人の観客からは、第1Qから両チームへの熱い声援が沸き起こり、東京Uはチュクディエベレ・マドゥアバム、今林萌が各4点を挙げるなど、17―13の4点差をつけて序盤を優位にスタートさせた。

 

第1Q、第2Qで14得点を挙げる活躍を見せた東京U・今林萌

 

 続く、第2Qに入ると三重が4本の3点シューチを挙げ、一時は逆転を許す展開となったが、今林萌が第2Q後半に3点シュートを含む3連続シュートを決めるなど10得点を挙げる活躍をみせて、41―36の5点差をつけてハーフタイムへ。

 

21得点、8リバウンドの活躍で東京Uの勝利に大きく貢献したチュクディエベレ・マドゥアバム

 

 後半第3Qに入ると三重の猛攻が始まり、3点シュート3本をはじめ、効果的なシュートが次々と決まり、57―63の6点差をつけられる苦しい展開の中、GAME2の勝負は最終第4Qへ。

 

第4Q終盤で、3点シュートなどチームの逆転劇に繋がる得点を挙げた東京Uのマイケル・クレイグ

 

 第4Qは三重に2本の3点シュートを決められるが、東京Uのディフェンスが機能し、三重の攻撃を8点に押さえる一方で、何としてもホーム有明での連勝を目指す東京Uは6点差から徐々に点差を縮め、チーム得点源のマイケル・クレイグの3点シュートと主将・川島蓮のシュートで逆転に成功。その後、この試合21得点目となるシュートを決めたチュクディエベレ・マドゥアバムの活躍のほか、出場した選手全員が得点を挙げる活躍で、78―71の6点差で三重を破り、ホーム有明で連勝を記録した。

 

試合後、東京Uの早水将希ヘッドコーチはファン&能登地震被災者への熱い思いやメッセージを伝えた

 

 試合後、東京の早水将希ヘッドコーチは前日に引き続き、能登半島地震で被災した人たちへのメッセージとして「震災で被害に遭われた方、一日も早い復興を願うと共に、一緒にまた楽しい生活を取り戻せるために一緒に頑張っていきましょう。僕たちだけでなく、全チームこの試合というのが、復興の意味も込めて闘っていると思います。本当に僕たちができることは微力な少しのことかもしれませんが、それを信じて少しでも勇気を与えられる様に、闘っているつもりです。たぶん、バスケット業界だけでなく、全ての人がそういう風に闘っているからだと思います。本当に一日も早い復興を願っています。皆で助け合って頑張っていきましょう」と、メッセージを送った。

 続けて、この日の三重とのGAME2を振り返って「三重の選手、スタッフ、ファンの皆さん、2日間ありがとうございました。今季はレギュラーシーズンで三重と対戦するのが最後になりますが、最後に熱い闘いができて非常に良かったと思います。まだまだシーズンが続きますが、お互いにケガの無いように頑張って、またプレーオフで会いましょう。ありがとうございました。(今日の試合は)チームの全員が得点を取れたことは非常に良かったことかと思います。特に前半戦、ボールが上手く回らなくて、個人技に走ってしまったシーンが多かったんですけど、そこを改善した中で、全員得点が取れたということは非常に良かったかなと思います。あとはディフェンスの所で、今日のゲームに関しては少し波があった所もあるので、そこを修正して闘わなければいけないかなと、次の課題だと思っています」と、試合を振り返った。

 最後にファンに対して「まず2連勝できたことでホームの勝ち星が(7勝7敗の)タイに戻りました。ここから後半戦、ホームで勝ち星をのばしていけるように、ホームを守るために闘いますので、是非一緒に後半戦闘ってください。宜しくお願いします」と、B2昇格を目指して後半戦への意気込みをファンに伝えた。

 

この試合のMVPを獲得した東京Uのチュクディエベレ・マドゥアバムはチーム全員で記念撮影

 

 この試合のMVPは21得点を挙げたチュクディエベレ・マドゥアバムが獲得した。「今日は皆さんの応援のおかげで勝つことができました。皆さんの応援が僕たちの後押しとなっていますので、引き続き応援宜しくお願いします。次の金沢戦でお会いしましょう。楽しみにしています。(試合を振り返って)チームの皆が自分がオープンでゴール下で打てる所を見つけてくれたので、良いシュートに繋がったと思います。(チームの雰囲気は)チームの雰囲気は凄く良いと思います。それぞれ誰かが良くない時に皆で支え合って前に進めていると思いますので、凄い良い雰囲気でバスケットができています。(最後にファンの皆さんにメッセージを)HAPPY NEW YEAR!」と、笑顔でMVPの獲得を喜んだ。

 

MVP受賞の喜びを笑顔で伝える東京Uのチュクディエベレ・マドゥアバム

 

 最後に、新年最初のホーム試合を終えて、東京Uの家本賢太郎会長が挨拶。「皆さん、2日間ご来場いただき、ありがとうございました。まず、本当にお正月にありました能登半島、石川県で起きた大きな地震。私たちは2週間後に金沢武士団との試合を予定しております。今の石川県の状況、報道が伝わる度に本当に胸が苦しく、胸が痛む状況にありますが、こうしてこの有明アリーナに皆さんが笑顔で集まっていただいて、バスケットを見ていただいて、一緒に盛り上がっていただけるこの毎日毎日を僕たちは感謝していきたいと思います。本当にありがとうございます。どうしても災害からは我々日本では抜け出せない、中々離れられない国土でありますが、こうやって毎日毎日元気にいられること、笑顔でいられること、それを一つ一つ自分たちで噛みしめて、そして、この試合をこのように開催させていただけることに感謝していきたいと思います。本当にこれからもTUBC頑張っていきますので、宜しくお願いします。ありがとうございました」と、2024年新年最初の試合が開催できたことと、来場したファンに対しての感謝の気持ちを熱い言葉で伝えた。

 

新年最初のホーム有明での試合を連勝で終えて、ファンに挨拶を行った東京Uの家本賢太郎会長

 

 東京Uの次戦は、現在、同リーグ首位の福井ブローウィンズとのアウェイでの試合(第14節)で、1月13日(土)、14日(日)に福井市体育館で行う。

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