チームは、泉北ニュータウンで、1970年頃、隣接する竹城台東小学校と宮山台小学校においてサッカーチームが作られ、それぞれから選手を選抜し合同チームとして、以前は協会主催大会にも参戦していた。約30年前には、大阪府ベスト4の実績もある。近年の少子化の影響もあり、2009年に正式に合併し、現在、1つのチームとして活動している。
チームには、45名が在籍。練習は主に土日に、低学年は竹城台東小学校で、高学年は宮山台小学校で行っている。水曜は自主参加となっており、宮山台小学校で行い、冬期には体育館で体力強化を図ることもある。指導は、ボランティアコーチを中心としたスタッフ9名があたっている。
相澤泰司監督は「運動の得意、不得意は関係なく、サッカーを通して『体を動かすこと』『挨拶、仲間を思いやる大切さ』を選手に伝えている」と話す。また近年は堺市内の少年団チームとの対戦に重きを置き、地域リーグを中心に試合に挑んでいたが、今年度は久々に大阪府サッカー協会に4種チーム登録を行った。相澤監督は理由として、「高学年の選手には、体を動かすだけでなく、今までとは違って様々なチームとの対戦を通じ、勝つことの難しさなど選手に体感させ、選手それぞれに目標を持たせたい」と話し、意識向上を図っていく考えだ。
チームの主将は、相澤監督の息子でもある相澤凜琥(りく)くんで、小学1年生のときにサッカーを始めた。ポジションは主に中盤のトップ下を務め、攻撃の起点となる。凜琥くんは「味方に声を掛け動かし、そこにパスをうまく合わせるのが得意」と話す。大会初戦については、「好きな三苫選手(現ブライトン)のような、縦突破のドリブルも意識したい。チーム一丸で戦って、絶対に勝ちたい」と意気込みを見せてくれた。