東京Ｕはマイケル・クレイグが２７得点を挙げる活躍も、試合終了間際に逆転を許す！

岐阜とのＧＡＭＥ２会場には「深川仲町通り商店街振興組合」のマスコット「なかもん」が来場し、ＴＵＢＣマスコット「ユナイト」と一緒に会場を盛り上げた

　バスケットボールＢリーグ３部（Ｂ３）７位の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ（ＴＵＢＣ、以下＝東京Ｕ）が２５日、東京・有明アリーナ（サブアリーナ）で、第２０節・同リーグ１４位の岐阜スゥープス（以下、岐阜）とのＧＡＭＥ２を行い、７２―７３で岐阜に惜敗を喫した。

東京Ｕのマイケル・クレイグは２７得点を挙げる活躍でチームを鼓舞した

　前日（２４日）行われた岐阜とのＧＡＭＥ１を８４―６４の２０点差で勝利した東京Ｕは、ＧＡＭＥ２も「ＷＨＩＴＥＤＡＹ」企画として、アウェイで着用する〝白色〟のユニホームで着用して試合に挑んだ。

　１月７、８日の第１３節・ヴィアティン三重戦以来、ホーム有明での連勝がない東京Ｕだが、プレーオフ進出に向けて、６７１人の満員の来場者が試合開始前から熱い声援を受けて第１Ｑからチームは躍動した。

東京Ｕのチュクディエベレ・マドゥアバムは第１Ｑで９得点を挙げる活躍で存在感を見せた

　第１Ｑは、岐阜が試合開始直後から着々と得点を重ねていく中、東京Ｕも攻守のリズムを掴み出し、チュクディエベレ・マドゥアバムが９得点、マイケル・クレイグが８得点、今林萌が７得点を挙げ、２４―２１の３点のリードを持ち第１Ｑを終了した。

東京Ｕの山本鳴海は前日に続き、途中出場ながらリバウンドを幾度となく拾い、チームの戦力として活躍した

　続く第２Ｑは、岐阜の３点シュートが３連続で決まりリードを許す展開となるが、東京Ｕの山本鳴海が３点シュートを含む７得点、マイケル・クレイグが５得点を挙げる活躍を見せ、ゲームは１点を争う熾烈な展開となり、前半を３８―３８の同点でハーフタイムへ突入した。

東京Ｕの今林萌も体を張ったプレーで会場を熱く盛り上げた

　後半第３Ｑに入ると、岐阜のギアが一段上がり、東京Ｕのミスを突いて、得点を着実重ねられて５１－５８の７点差をつけられる厳しい状況の中、岐阜とのＧＡＭＥ２は最終第４Ｑへ。

　第４Ｑに入り、東京Ｕのディフェンスが岐阜の攻撃を押さえる中、上田雅也の３点シュートで岐阜に追いつく展開となった。その後、両チームが得点を挙げるシーソーゲームが繰り広げられる中、東京Ｕがマイケル・クレイグのフリースローで７２―７１と１点リード。しかし、試合終了まで残り２８秒という中、東京Ｕにファウルがあり、岐阜にフリースロー２本を与えてしまった。岐阜が２本のフリースローを決めて再度逆転を許し、試合終了まで２・３秒という時間がない中、ラストプレーでマイケル・クレイグが３点シュートを狙ったもののゴールが決まらず、岐阜とのＧＡＭＥ２は７２―７３の１点差で惜敗を喫した。

　試合後、東京Ｕの早水将希ＨＣは「まずは岐阜スゥープスの選手、スタッフ、ファンの皆さん、２日間ありがとうございました。岐阜さんも今、ケガ人だとかコンディション不良で厳しい状態であると思いますが、最後までしっかりと戦える様にお互いに頑張っていきましょう。ありがとうございました。ＴＵＢＣのファンの皆さん、本日もありがとうございました。もう今の時期、１勝１敗で良く頑張ったねというレベルではないと思いますし、絶対に２勝しなくてはいけない所で、こうやって接戦を落としたというのは、チームとしては本当に見直さなくてはいけない所だと思います。練習から試合も含めて、意識の低さっていう所がかなり出たのかと。それは選手だけでなく、コーチ、スタッフ全員そうです。もう一度改めて行かないとこのままズルズルと自分たちの目標（プレーオフ出場）を達成できずに何となく終わってしまう。もう一度切り替えてやっていきたいと思います。試合は１点差ですけど、ターンノーバーもですが、自分たちのミスがかなり多かったと思いますし、本当に自滅した試合だったと思います。無茶苦茶意識が低いと思います。これを変えないと僕たちはプレーオフすら危ういと思います。もう一度、しっかりと作り直しますので、引き続き宜しくお願いします。（次戦立川戦に向けてファンへのメッセージとして）次は同じ勝率がほぼ同率のチームとやります。必ず２連勝しますので、引き続き応援宜しくお願いします」と、連勝を逃した試合を振り返り、プレーオフ出場に向けて、チームを立て直していくことをファンに約束した。

　東京Ｕの次戦は、３月２日（土）、３日（日）にアウェイ戦として、アリーナ立川立飛で立川ダイスとの２連戦を行う。

東京ユナイテッドバスケットボールクラブ