3本の3点シュートを含む14得点を挙げて、MVPとなった東京U・川島蓮
バスケットボールBリーグ3部(B3)8位の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)が3日、東京・有明アリーナ(サブアリーナ)で、第17節・同リーグ9位の湘南ユナイテッドBC(以下、湘南)とのGAME1(冠スポンサー:月島ジェイテクノメンテサービス)を行い、82―57で湘南に勝利し、チームの連敗を4でストップさせた。
攻守に渡っての活躍を見せた東京U・川島蓮
東京Uは、能登半島地震の影響で第15節・金沢武士団との有明でのホーム試合が中止となったことから、約1か月ぶりとなるホーム試合となった。
プレーオフ進出に向けて上位チームとの大変重要な戦いとなった同リーグ首位・福井との第14節、同リーグ4位・横浜エクセレンスとの第16節のアウェイでの4試合で連敗を喫した東京U。久しぶりとなったホーム有明での湘南とのGAME1は、小倉渓(負傷)、主将・宮田諭(体調不良)と2選手が欠場する中、有明アリーナ(サブアリーナ)に集まった602人の観客の熱い応援の中、第1Qから早くもヒートアップした。
15得点を挙げる活躍を見せて東京Uの勝利に貢献した今林萌
東京Uは第1Qから主将・川島蓮が2本の3点シュートに加え、チュクディエベレ・マドゥアバムが6得点、徳川慎之介が3点シュートを含む5得点を挙げる活躍で、24―16とリーグ最少失点の東京Uのディフェンスと、オフェンスとが上手く機能して、8点差のリードをつけて幸先良いスタートを切った。
続く第2Qも「Bリーグモテ男No・1決定戦」にノミネートされた今林萌が9得点、マイケル・クレイグが3点シュートを含む6得点を挙げるなど、44―30とリードを広げてハーフタイムへ。
豪快なシュートを随所に見せたチュクディエベレ・マドゥアバムは12得点を挙げる活躍
第3Qに入ると、東京Uのディフェンスとオフェンスが更に機能し、マイケル・クレイグの3点シュートを含む8得点、川島蓮も3点シュートを含む6得点など、67ー41と更にリードを広げて最終第4Qへ。
第4Qに入り、湘南に効果的な3点シュートを決められるが、連敗を阻止しようと、チーム一丸となった攻守で東京Uが82―57の得点差で、湘南とのGAME1を勝利した。
東京Uの得点源、マイケル・クレイグは2本の3点シュートを含むチーム最多の16得点を挙げる活躍を見せた
試合後、東京Uの早水将希ヘッドコーチは「まずは湘南の選手、スタッフ、ファンの皆さん、本日はありがとうございました。明日も試合があります。もっともっと熱い試合になると思います。会場を盛り上げて、全員で良いゲームをしましょう。そして、TUBCのファンの皆さん、本日はありがとうございました。久々にうちらしいバスケットが最後の最後までできたかと思います。前節で出だしは良かったものの、ズルズルいってしまいましたが、今日はそこを踏まえて最後の最後まで闘おうということで、選手たちは本当にやり切ってくれたと思います。宮田さんが体調不良でいなかったり、途中で少しケガ人が出た中でも、チームとしてまとまって闘って、57点に抑えられたということが今日のゲームの中で成長できたってことかなと思います。湘南さんもシュート力のあるチームなので、明日また同じ様な流れになるとは限らないですが、そこを目指して完璧なゲームを目指してやっていきたいと思います。明日も是非、熱い声援宜しくお願いします」と、試合を振り返ると同時に、湘南とのGAME2に向けての熱い意気込みを伝えた。
約1か月ぶりのホーム試合で連敗を4で止めて、久しぶりの勝利を挙げ、ファンに挨拶を行った東京Uの早水将希ヘッドコーチ
GAME1のMVPには3本の3点シュートを含む14得点を挙げるなど、攻守に活躍した東京Uの主将・川島蓮が選ばれた。「久々に勝てて良かったなって思いますし、ホッとしています。もう1人の主将の宮田さんが体調不良でいなかったので、皆で頑張って宮田さんのためにもやろうって話をしていたので、それがちゃんとできて良かったです。今日は試合にも勝って、ケガもしていないし、元気なんで100点を挙げたいです。前節もせって負けて、悔しい思いをしていたので、そこは皆が強い思いをもって今回の試合に臨めたので、それがプレーに現れたのかなと思います。宮田さんがいなくても勝ちますけど、やっぱり宮田さんがいた方が良いので、早く帰ってきてください」と、W主将の一人として湘南とのGAME2に向けて、東京Uのファンに更なる応援をお願いするメッセージも送った。
MVPを獲得し、ファンに挨拶を行った東京U主将・川島蓮
東京Uの次戦は、あす4日(日)に有明アリーナ(サブアリーナ)で湘南とのGAME2を行う。
試合後、選手も参加しての能登半島地震の義援金募金も行われた