19得点を挙げる活躍を見せた東京Uの今林萌
バスケットボールBリーグ3部(B3)7位の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)が4日、東京・有明アリーナ(サブアリーナ)で、第17節・同リーグ9位の湘南ユナイテッドBC(以下、湘南)とのGAME2(冠スポンサー:ベルシステム24ホールディングス)を行い、80―91で湘南に惜敗を喫した。
有明アリーナ(サブアリーナ)は超満員の604人が来場
昨季、B3に同期で新規参入した両チームは「ユナイテッド」というチーム名がつくと同時に、お互いにB3リーグを盛り上げていく活動を行ってきたが、昨日のGAME1に続くGAME2の闘いは、試合冒頭からエキサイティングなゲーム展開となった。
身体を張ったプレーを見せる東京Uの今林萌
第1Qで、湘南は3点シュートが続々と効果的に精度良く決まり、前夜の試合とは一変して、湘南にリードを許した東京Uだったが、第1Q中盤からシュートの精度も高まり、18―21の3点のリードを許す展開で第1Qを終了した。
マイケル・クレイグも3点シュートを含む17得点を挙げる活躍を見せた
続く、第2Qも1点を争う一進一退の攻防が続く中、マイケル・クレイグが7得点、今林萌が3点シュートを含む5得点を挙げるが、湘南の攻撃の手を止めることができず更にリードを広げられ、34―40の6点差でハーフタイムに突入した。
宮田諭主将が不在の中、もう一人の主将・川島蓮も3本の3点シュートを決める活躍を見せた
ハーフタイム終了後、第3Qに入ると、湘南にさらにリードを広げられて最大14点差をつけられる厳しい試合展開となったが、主将・川島蓮が3本の3点シュート、上田雅也、マイケル・クレイグの3点シュートなど、第3Q中盤から流れを変えて逆転に成功し、60―56と4点差を広げて、勝負は最終第4Qへ。
第3Qで逆転となる3点シュートを決めた東京Uのマイケル・クレイグ
〝ユナイテッド対決〟の勝負は最終・第4Qで意地のぶつかり合いとなったが、湘南は開始直後に3本の3点シュートを決め、再び逆転を許した、第4Q後半に入ると、東京Uのファールが続き、湘南がフリースローを確実に決めて、得点を確実に積み重ねてリードを広げた湘南に80―91の11点差で東京Uが敗れ、ホーム有明での両チームの試合は1勝1敗のイーブンで終了した。
東京Uの勝利向けて、身体を張ったプレーでチームを鼓舞した徳川慎之介
試合後、東京Uの早水将希ヘッドコーチは「まずは湘南の選手、スタッフ、ファンの皆さん、2日間ありがとうございました。同じユナイテッドという名前と同期ということで、まだまだB3を凝り上げていきたいなと思いますので、引き続き宜しくお願いします。そして、TUBCのファンの皆さん、2日間ありがとうございました。ケガ人がいたり、体調不良だとか人数がいない状況ではあったんですけど、たぶん今日のゲームに関してはただの言い訳で、向こうも(湘南も)外国人選手が2人とも40分間やり続けているし、プレーしている選手も7、8人なので、そこはただの言い訳で本当に僕たちが普通に負けた。ゲームの終盤で遂行力の無さってことがチームとして、現れたかと思います。まだまだシーズン続きますので、必ず修正して、自分たちが目標すべき所(プレーオフ進出)にいきますので、引き続き宜しくお願いします」と、悔しい表情を浮かべながら、次に向けての思いを伝えた。
東京Uの次戦は、10日(土)、11日(日)に山口・俵田翁記念体育館で行う第18節・山口パッツファイブとのアウェイ2連戦となる。