東京Uがチーム創設3年目でプレーオフ初勝利!ベンチも熱く盛り上がった!!
レギュラーシーズン上位8クラブによるB2昇格をかけた男子プロバスケットボールBリーグ3部(B3)プレーオフ2024―25で、同シーズン・2位の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)と、同シーズン・7位のアースフレンズ東京Z(以下、東京Z)との準々決勝(クオーターファイナル)GAME2が4月26日、東京・江東区有明の有明アリーナ(サブ)で行われ、84―77で東京Uが勝利して1勝1敗となった。
東京Zとのプレーオフ準々決勝GAME2でチーム最多となる17得点を挙げる活躍を見せた東京Uのリース・ヴァーグ
リーグ創設3年目、プレーオフで初のホーム開催権を手にした東京UのGAME1に注目が集まったが、まさかの敗戦を喫する厳しい試合となった。
昨年、一昨年と2年連続でプレーオフに出場したが敗退。東京Uは2年間の屈辱を晴らすと共に、プレーオフを勝ち抜いてのB3優勝、そして、来季B2昇格を目指すためにも、東京ZとのGAME2は絶対に負けられない試合となった。
有明アリーナ(サブ)には前日を上回る723人が来場した
有明アリーナ(サブ)には、前日を上回る723人の両チームを応援するブースター&ファンが来場し、試合開始前から応援合戦が繰り広げられる中、試合が開始した。
東京Uの今林萌は2本の3点シュートを含む12得点を挙げる活躍を見せた
前日のGAME1で、攻守でのミスが多かった東京Uは、第1Q開始直後から気合の入ったプレーを見せた。東京Zの攻撃を4本の3点シュートを含む16得点に押さえ、東京Uは今林萌が2本の3点シュートを含む6得点、長尾光輝が4得点、主将・川島蓮が3点シュートを決めて、24―16の8点のリードで第1Qを終了した。
東京U主将の川島蓮は3本の3点シュートを含む11得点を挙げる活躍を見せた
続く、第2Qに入ると、東京U自慢の強度のディフェンスが東京Zの攻撃を9得点に押さえた。東京Uの攻撃では、川島蓮が3点シュートを含む5得点、今林萌が5得点、リース・ヴァーグ、長尾光輝が各4得点を挙げるなど22得点を挙げ、前半を46―25の21点差をつけて終了した、
東京Uのトビン・マーカス海舟は3点シュートを含む13得点を挙げて、チームを大いに盛り上げる活躍を見せた
ハーフタイムを挟み、第3Qに入ると、両チーム共に攻守のギアが上がる中、東京Zは高確率で5本の3点シュートが決まり、18得点を挙げた、一方、東京Uもトビン・マーカス海舟、リース・ヴァーグが各3点シュートを含む5得点、長尾光輝が4得点、リース・ヴァーグが3点シュートを確実に決めて23得点を挙げ、第3Qを69―43と26点差とリードを広げて、GAME2の勝負の行方は最終第4Qへ。
東京Uの長尾光輝はスピード感あふれるプレーで12得点を挙げる活躍を見せた
東京Zが連勝して準決勝に勝ち上がるか、東京Uが一死を報いて勝負をタイに持ち込むか。勝負の第4Qは、東京Zの猛反撃がスタート。5本の3点シュートを含む28得点を挙げ、ジワリジワリとリードを詰めてくるが、東京Uもリース・ヴァーグが6得点、トビン・マーカス海舟が4得点、新人の齋達也が初得点となる3点シュートを決めて13得点を挙げた。点差を詰められたものの東京ZとのGAME2は、84―77と7点差をつけて東京Uが勝利し、プレーオフ準々決勝を1勝1敗とし、準決勝への出場権の決定は、あす27日に行われるGAME3へ持ち越された。
東京Uの新人・齋達也も途中出場で3点シュートを決めた
試合後、東京Zに勝利し1勝1敗のタイとした東京Uの橋爪純ヘッドコーチは「(今日は絶対に負けられない一戦。どんな気持ちで試合に臨まれたか?)本日もご声援ありがとうございます。負けたらここで今シーズンこのチームが終わりっていうことで、その気持ちをもって、試合前に選手たちにも伝えましたし、ブースターの皆さんもここで終わってしまうのは、僕としてもまだまだやりきれてない部分がいっぱいあるので、ここで終わりたくないっていう気持ちで今日は挑みました。(今日は試合序盤から非常に積極的なディフェンスから入ることができました。どのような指示を出したのでしょうか?)本当に気持ちの部分だと思うので、自分たちがレギュラーシーズンでやってきたことを、最初から出そうっていう所が、今日は頭からファールになった部分もありましたが、それでも凄くアグレッシブに、ボールマンプレッシャーの所が、すごく良かった。そこが上手くいって、前半20点ぐらい離れることができたのかなと思います。(今日はアシストが全体で26ということで、非常によくボールも回っていたかと思います。この辺りどう評価されますか?)昨日はターンオーバーが22あったのですが、逆に今日はアシストに繋がるパスというのが、ミスに繋がらず、しっかりとボールが回っていました。選手自身もよく見えていましたし、昨日と比べるとかなり改善されたかなという風に思います。(明日は、今日に引き続き絶対に負けられないGAME3があります。明日に向けてファンの皆さんにメッセージをお願いします)予定にはなかった方もいるかと思いますが、プレーオフは何が起こるか分からない展開になりますので、また明日も会場に足を運んでいただいて、選手たちは非常に疲れているので、皆様のご声援で選手の後押しをよろしくお願いします」と、GAME3に向けて、東京Uのブースター&ファンに対して、更なる応援をお願いするメッセージを送った。
試合後に東京ZとのGAME2を振り返りと、GAME3に向けての熱いメッセージを送った東京Uの橋爪純ヘッドコーチ
続いて、東京ZとのGAME2で、チーム最多となる17得点を挙げ、リバウンドも6の活躍で東京Uのリース・ヴァーグがMVPに選ばれた。「(今日は絶対に負けられない試合となりました。振り返っていかがだったでしょうか?)昨日は自分らしいバスケットボールができなかったが、今日は第1~3Qぐらいまで、自分たちのバスケットボールが出来ました。まずは、ファンのためにも一生懸命戦うことができたと思うので、非常に良かったと思います。(リース選手は、今季1度もケガすることなく、フル出場されているかなと思いますが)ファンの後押しが非常に明日重要になってくるので、必ず勝ちますので、会場に来て応援していただければと思います」と、ケガをせずに1シーズン活躍したリース・ヴァーグはあす行われるGAME3に向けて、意気込みとファンの声援をお願いするメッセージを送った。
東京Zとのプレーオフ準々決勝GAME2のMVPに選ばれたのはチーム最多の17得点、6リバウンドの活躍で東京Uのリース・ヴァーグが選ばれた
東京Uと東京Zとのプレーオフ2024―25準々決勝(クオーターファイナル)GAME3は、27日15時から有明アリーナ(サブ)で行われる。
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