元女子プロ野球選手の小西美加さんが実施する2020年1月に始動した第4弾となる「こにたんプロジェクト」
元女子プロ野球選手の小西美加さん(41)が、国内外での野球普及活動「こにたんプロジェクト」の第4弾として、1月中旬から3度目のブラジル・パラグアイでの活動に向けて、クラウドファンディングを行っている。
女子プロ野球リーグ発足1期生として活躍し、最年長〝レジェンド〟として常に第一線で活躍してきた小西美加さん
小西さんといえば、兄の影響で小学3年生から野球を始めたが、中学生になると〝女〟だからを理由に入団を断られ、陸上部に所属。その後、高校、大学進学後も野球を続ける環境がなく、ソフトボールに転向したが、関西女子硬式クラブチームに入部後、主将を務めて、女子野球日本代表に選出され世界一を経験した。
その後、2010年に発足した女子プロ野球リーグの1期生として入団し、投手と野手の〝女子プロ野球の元祖二刀流〟としても話題を集め、MVPを2度受賞したほか、リーグ初の柵越えホームランを放ち、プロ10年目には最多勝のタイトルを奪還するなど、女子プロ野球界の〝最年長レジェンド〟として活躍し、2019年に現役引退した。
国内外でこれまでに子どもたちにプレゼントした「こにたんグラブ」の数は450個以上にのぼる
20年1月に始動した世界野球普及活動「こにたんプロジェクト」で、過去に2回に渡っての南米渡航と、昨年10月にミクロネシア連邦でも活動し、これまで5カ国、総勢800人以上の子どもたちに、現地での野球教室を行い〝こにたんグラブ〟や〝こにたん御守〟のほか、日本中から集まったグラブやボール、バットなどをプレゼントし、野球を通して世界中の子どもたちを笑顔にすることを目指して、活動を継続している。現役当時から、野球普及を信念に掲げ、多くの子どもたちにプレゼントした「こにたんグラブ」の数は450個以上。21年に株式会社CONNY PEACE(コニーピース)を設立し、代表取締役就任後は、幼児ティーボール事業を中心に、次世代の野球選手育成のために、スクールやイベント事業も展開している。
現地の子どもたちを笑顔にさせる野球を通じての世界野球普及活動
そして、同プロジェクト第4弾となる今回の概要は、1月14日に出発し、ブラジル・パラグアイの10都市で野球教室を中心とした活動を展開し、2月3日に帰国する予定だ。
第4弾のプロジェクト実施に向けて、小西さんは「初めてブラジル・パラグアイに行ってから5年が経ちました。日本人の心を持つ日系人の方々に再会する機会も増え、今では日系三世や四世の方が、日本式野球をプレーされています。私が手渡すグラブひとつで、南米に住む子供に夢や目標を与えることができたり、たった数分の交流で、野球の楽しさが伝わることで、少年犯罪や薬物中毒から救えたり、小さなきっかけがやがて大きな成果になる、ということを教えてくれたのは南米の子供達でした。日本中から集まった野球用具を、クラウドファンディングで集まった支援金の分だけ届けに行ってきます」と、野球途上国を巡り、元女子プロ野球選手のプレーを肌で感じてもらうことで、性別や国籍を越え、子どもたちが野球と触れ合うきっかけ作りや、技術・野球環境の向上を目指す。
第4弾となるプロジェクトではブラジル・パラグアイの10都市で野球教室の実施を予定している
小西さんからは、同プロジェクトを着実に実施するためにクラウドファンディングに初挑戦。「少しのご支援が、南米の子供達の笑顔に繋がるため、ぜひお力を貸してください」と、同プロジェクトの趣旨に対しての賛同・協力をお願いするメッセージを送った。
現地の子どもたちにプレゼントする「こにたんグラブ」とボール
【第4弾プロジェクトメンバー】
第1弾プロジェクトから協力する四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスの海外事業部や高知県ともタイアップ。
南米ブラジルでのサッカー経験を持つ元プロサッカー選手の林一章さんも趣旨に賛同し、現地で小西さんをサポートする
小西さんをはじめ、サッカー大国・南米ブラジルで活動経験を持つ元プロサッカー選手の林一章さんや、高知ファイティングドッグスの浅利章太さん、同チームの北古味潤代表取締役社長(龍馬学園兼務)、学校法人龍馬学園の佐竹新市理事長らが帯同する予定だ。
元女子プロ野球選手の小西美加さん
☆小西美加YouTubeチャンネル<こにたんプロジェクト第1弾@ブラジル・パラグアイ>