塚本ウイングスFC
(大阪市地区)

 

 

 1994年、塚本小学校のサッカー好きの子供たちが集まりチームは誕生し、今年で創設30周年となり、幼稚園~小学生で70人近くが在籍している。

 

塚本ウイングスFCのメンバーとコーチ陣、保護者の方々。後方には、淀川が流れ、キタのビル群が広がる

 

 練習は、毎週水曜日と、土日に淀川河川敷塚本グラウンドで行っている。堀内弘文代表のほか6名のボランティアコーチとクラブOBの大学生コーチが主に指導にあたる。堀内代表は、「当初、数名のメンバーでのスタート。グラウンドは、河川敷ということもあり、グラウンドに散らばった大小の石の取り除き作業や、土の入れ替え、改良など、コーチや保護者の多大な努力や協力のもと、時間をかけて整備した。数年前、台風で完全にグラウンドが沈んだときもあった。」と、苦労を話した。指導については、「自身が指導に携わる前は、雰囲気的にゆるいチームだったが、勝ちたい気持ちを植え付けた」と選手の意識を改革し、2016年には中央大会に出場を果たすまでにチームは大きく成長した。大阪市内地区は、強豪クラブチームが目白押しの激戦区。「クラブチームを倒して中央大会へ」を掲げ、指導に熱を込めている。

 

 

指導に熱が入る堀内弘文代表。現在は4年生を担当

 

 6年生、5年生を担当するのは、内藤隆太郎コーチは、息子の入団をきっかけに、ボランティアコーチに就任。「サッカーを好きになることはもちろんだが、1人1人が責任を持つこと、チームのために行動することを指導の中で伝えている」と話す。チームについては「この年代は人数が少なく(6年生3人、5年生6人)、苦労してきたが、ここ数ヶ月で、たくましく、戦えるようになってきた。これからのさらなる成長が楽しみ」と手応えを掴んでいる。

 

6年生、5年生を担当する内藤隆太郎コーチ

 

 

 キャプテンを務めるのは山根莉太くんは、1年生のときに、ロシアW杯をテレビで観たのをキッカケに、サッカーを始めた。自らドリブルで仕掛け、ミドルシュートまで持っていくのが持ち味で、「劣勢なときにでも声をかけ、チームを盛り上げる。ゴールを決め、勝利につなげたい」と、力強く話した。

 

キャプテンを務める山根莉太くん。左腕には、代々引き継がれているキャプテンマークが巻かれている

 

 

チームHP:塚本ウイングスFC