Tom FootballClub
（三島地区）

　チームの誕生は1980年、三角智昭代表が園長を務める安威たんぽぽ保育園（現・同学園）の卒園児の声を受けて結成され、1984年に協会にチーム登録された。卒園生が中心だが、近隣の小学校からも選手が集まる。現在、キッズ年代を含めると約60名が在籍。クラブＯＢには、池田学（元浦和）、寺田紳一（元Ｇ大阪）や國分龍司（現松本山雅）のＪリーガー３選手がいる。

　元々、同学園では、日常の教育にサッカーを取り入れ、運動機能の発達はもちろん、協調性、創造性を養っている。そして卒園後のチーム”進級”後は、個人スキルとグループ戦術を教え込む。
　三角代表は、「こども園の天然芝の園庭でサッカーを始め、小学校に進級後もこの豊かな自然の中、充実した施設もあり恵まれている環境。茨木市は８人制サッカーと11人制サッカーの両方を取り入れている。お互いのいいところを取り入れ、選手もよく理解してくれている」と話す。

　チームとしては、この２月、小学生大会（※５年生以下対象）で地区予選を突破し、見事中央大会出場を果たした。残念ながら、初戦で惜敗したが、数ヶ月が経ち、チームは格段にパワーアップしている。
「今回は、負ければ終わりのトーナメント。組み合わせで、セカンドチームとはいえ、強豪チームとの対戦が続くことが決定している。しかし中央大会に上がれるチャンスは、このチームには、絶対あると思う」と力強く語った。

　チームキャプテンは早川瑠莞くん。幼稚園の年中の頃からサッカーを始め、利き足は「右」だが、左足でも器用なキックをみせる。持ち味はスピードに乗ったドリブルで、相手ディフェンス陣を切り裂きショートに繋げる。将来の目標は、海外でプレーすること。
　くら寿司カップでは「小学生大会では悔しい思いをした。チーム一丸で、もう１回中央大会に出たい。ベスト32を目指したい」と話した。