和泉市FC
(泉北地区)

   

 

 

 和泉市FCは1989年(平成元年)に南池田小学校区で創設され、いぶき野小学校の開校と同時に同校を拠点として35年以上の歴史を持つ地域に根差したクラブである。卒団生の中からは、泉森涼太(サガン鳥栖)、河田篤秀(高知ユナイテッド)、小林大智(高知ユナイテッド)、稲葉楽(ダンデノン・シティSC・豪州)など、数名のJリーガーを輩出している。

 

6年生メンバー全員でガッツポーズを見せる

 

 チームとしては2006年(平成18年度)の第28回全日本少年サッカー大会大阪府大会で優勝し、全国大会に初出場を飾るなど、大阪府中央大会、関西大会で好成績を残している。近年、中央大会で上位成績を収めることができなかったが、今年度の6年生チームは、5年生時に小学生大会で準優勝の結果を残し、関西大会も経験している。現在は和泉市のほか近隣の堺市、岸和田市からも選手が集まり、100名弱の選手が在籍している。学年毎の活動がメインで、人数が多い学年は選手の経験、レベルによってグループ分けされ、ファースト、セカンドの2チーム(今年度6年生チームは3チーム登録)で公式戦にエントリーし、所属選手全員が公式戦を経験する。2度目の「全国大会出場」を目指し日々、切磋琢磨している。

 

低学年、中学年のメンバーも元気いっぱい

 

 チームを立ち上げた藤原雅裕代表は、「サッカーの技術・体作り・心・頭脳の部分はもちろん、挨拶・礼儀・思いやり・自主性・考える力など、人としての成長を第一と考えている」と話す。個人の技術については、真剣勝負の中で磨かれるとし、「勝利を目指す過程を通じて、成長するサイクルが重要だと考えている。また日々のトレーニング、試合、遠征などを通じ、チームワークや思いやりを育むと同時に、レギュラー争いを通して精神面を強化し、人としての成長に役立てればいいと思う」とチーム理念について語った。

 

練習開始前、6年生メンバーを集め話す藤原雅裕代表

 

 6年生担当の圡橋奏太コーチは、自身が小学生の頃、難病にかかり競技でのサッカーが続けられなくなったこともあり、指導者の道を志すように。近隣の大学に通ってた際に、チーム関係者の紹介もあり2年前にチームに加入することなった。現6年生チームは、4年生時から指導を続けている。「子供のとき、自分は満足にプレーができなかった。その代わりとは言わないが、選手には精一杯プレー、そして存分に楽しんでもらいたい」と話す。メンバーについては、「みんな仲が良く雰囲気がいいチーム。ただ、ふざけるところも度々あって困ることも多いが、調子に乗ればいい方向に結果が残せる選手たちだと思う」と話し、練習中はしばしばメンバーを厳しく指導にあたるも、終了後は冗談を交わし合うなど、選手に接している。今年2月に行われた小学生大会(U-11)では準優勝と好結果を残したが、その決勝戦は大敗。その一戦については「試合直前の降雪による天気の急変、気温の低下などにうまく対応できず、選手を100%の状態でピッチに送り出すことができなかった。指導者としての未熟さがでた」と振り返り、悔しさをにじませた。しかし、その苦い敗戦から学び、チーム全体としても学ぶことが多くあった。2月の敗戦からの4ケ月間で、圡橋コーチの経験、チームの総合力も上がっている。AQUAカップでは「勝ち進んでいけば、決勝戦で再びDREAM FCと対戦することになる。ぜひ、リベンジしてみたい」と、力強く話してくれた。

 

6年生担当の圡橋奏太コーチ

 

 チーム主将を務めるのは植田崚介くんで、1年生の終わり頃チームに加入した。中盤の位置でパスでゲームを組立、時折ドリブルでもチャンスメイクをする。好きな選手にイニエスタ(元FCバルセロナ)を挙げ、パス精度にもこだわりを持っている。「チームをまとめるのが自分の役目。総合力を上げ強豪チームに挑みたい」と強く意気込む。セカンドチーム主将は松下莉玖くんでトップ、もしくはCBと、チームに取って重要なセンターポジションを務める。「技術面も大事だと思うけど、サッカー以外も含め、当たり前の事を当たり前にして、チームを引っ張っていきたい」と話す。サードチーム主将は原和真くんで、元々、野球をしていたが、4年生の夏に入団。野球で鍛えた足腰などのボディバランスはしっかりしており、技術面はまだまだ伸びしろは十分にある。「あきらめない気持ちが大事。チーム全員で全力で勝利を目指して頑張りたい」と力強く語った。

 

ガッツポーズを見せる(左から)松下莉玖くん、植田崚介くん、原和真くん

 

 

チームHP:和泉FC