吹田南FC　（三島地区）

　１９９９年に創設された吹田南ＦＣは、年中から中学生まで約２８０人が在籍。小学４年までは平日週１回から週３回の練習コースがあり、土日のいずれか一日が試合もしくは練習日として加わる。

元気いっぱいの吹田南FCのメンバー

小学５、６年生は全員が平日週３回練習コースに参加し、南吹田下水処理場グラウンド（中学生は服部緑地）で技術や体幹を中心としたトレーニングを行っている。チームがある三島地区は約50チームの登録があり、予選から激戦だという。その中で現在の小学５年生のチームは、今年２月に行われたスポーツデポカップ大阪４年生サッカー大会（U-10）でベスト８入りを果たした。

　チームの指導は中学生を教える上野二郎代表理事と４人の専任コーチがあたっている。クラブは「サッカーのプレー上達だけでなく、将来的に社会でリーダーになれる人材の育成」を指導方針に掲げる。興味があれば、通年で行われている体験会（一人３回）でクラブの教え方やチームの雰囲気を肌で感じる場を提供している。

　今年、小学６年生のチーム監督を務める小西翔一朗コーチは入団５年目。練習では選手たちの動きを注視しながらも、子供たちに考えさせる練習を実践している。「オフ・ザ・ピッチ」を口にし、サッカーだけでなく、あいさつなど人としての基本的な行動も指導する。

　６年生のキャプテンを務める岩崎暖大（はると）くんは「くら寿司カップの予選でみんなが成長していると感じたのでうれしい。このチームは、みんなで協力し合って助け合いながらやっているのがいいところだと思います」と小学１年から在籍しているクラブに愛着がある様子。夢はＪリーガーで「伊東純也選手は足が速くて好き」と憧れている。