大宮JSC（泉南地区）

　大宮ジュニアサッカークラブ（ＪＳＣ）は、１９８３年設立。４歳（キッズ）から１５歳（ジュニアユース）まで約１２０人が在籍している。専任コーチ１人を含めてコーチは１２人。練習は火・木・金曜に行い、火曜日はスポーツトレーナーの指導の下、フィジカルや体幹トレを行う。

　練習場所は岸和田中央公園、大宮小学校（大阪・岸和田市）グラウンドで行っており、土・日曜は試合に参加している。「練習も試合も全力でやってもらう」（杉原裕也代表）ことをモットーに「ただ、ほめるだけでなく子供たち個々に目標を設定し、それを達成できるように」することが指導方針ながら、遊びの要素も加えてチームのムード作りにも気をつかっている。

　スポーツトレーナーによるトレーニングも組み込まれていることから子どもたちのデータを数値化して成長を確認できるにも大きい。杉原代表は「２人のコーチで（各学年の）チームを見て、子供たちの成長具合の認識を共有しています」ときめの細かい指導を実践している。
　また、岸和田のクラブという地域の特色もあり、秋はだんじり祭りを優先させてもいいというのが特色と言える。

**チームの杉原裕也代表。細かい指導に加えて、遊びの要素も加えてチームのムードを作りあげる**

　小学６年生チームの吉田蓮人キャプテンは、昨年、５年生時に出場したくら寿司カップでは左サイドが主戦場だったが、新チームとなりバックへとポジションが変わった。「相手を止めるのがおもしろいところだと思います」と、守備の魅力にはまっている。憧れの選手は日本代表の吉田麻也だ。「声を出してチームを動かしている」ところをお手本にしたいという。チームの特長については「仲がいいし、全員が強力し合える」と胸を張る。くら寿司カップでは、中央大会ベスト８が目標だ。