野田FC
（泉北地区）

　1993年発足。8年前に野田小学校と野田中学校サッカー部が協力し、小中連携体制で活動を行うようになった。

　監督として13年目を迎えた杉本訓代表は「この形で活動しているチームは珍しいと思います。野田小の子どもたちばかりで、中学でクラブチームに行く子もいますが、だいたい野田中のサッカー部に入りますね」と、小中9年間でサッカーを通した青少年の育成を目指している。

　現在は、小学6年生22人を含め約70人が在籍。火・木曜の週2回、野田中学グラウンドで練習を行っている。野田小の〝単独チーム〟とはいえ、2021年の年末に行われた第45回全日本U-12サッカー選手権大阪府中央大会でベスト8の成績を残しており、卒業生には強豪高校やユースチームでプレーしている選手もいる。「小学生の間は体の大きさに頼らない、足元のさばきというかボールをたくさん触らせるようにしています。戦術的なことは6年生になってから教えます」（杉本代表）と、中学と連携しているからこその長期的視野に立つ教え方が特徴的だ。

　小学校入学とともにサッカーを始めた上野永翔主将（6年）は「みんな仲がいいし、やる時はしっかりやるチーム。パスをしっかりとつないでいくサッカーがいいところだと思います」と、チームの強みを教えてくれた。自身はゴールキーパーというポジションということもあり「フィールドを（全体的に）見えるところなので、みんなにしっかり声をかけられるようにしています」とチームの大黒柱として引っ張っている。

　くら寿司カップは初戦敗退してしまったが、まだまだ伸びしろを感じさせるチームの今後が楽しみだ。

チームFB：野田FC

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