三重とのGAME1前半で3本の3点シュートを決める活躍を見せた東京Uの今林萌
バスケットボールBリーグ3部(B3)2024―25シーズンの第21節、暫定2位(※)の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)と、同16位(※)のヴィアティン三重(以下、三重)とのGAME1「日本管財 presents 有明劇場」が2月17日、東京・江東区有明の有明アリーナ(メイン)で行われ、85―64の21点差をつけて東京Uが三重に勝利し、7連勝を達成すると同時に、ホーム試合の連勝記録を14にのばした。
三重とのGAME1にはB1・サンロッカーズ渋谷のマスコット「サンディー」がゲスト出演し、東京Uのマスコット「ユナイト」と共演した
先月25、26日にホーム試合として同アリーナ(メイン)で行った第19節・立川ダイス戦に連勝し、続くアウェイでの第20節・トライフープ岡山戦で苦戦を強いられる中、辛うじて連勝して、ホーム有明に戻ってきた東京U。
第20節が終了し、暫定2位とB3優勝、そして、B2昇格に向けて奮闘する東京Uは、勝負となる後半戦に向けて、専大4年の齋達也と新規契約したほか、B1・千葉ジェッツに所属するトビン・マーカス海舟(かいしゅう)と期限付き移籍(レンタル移籍)で東京Uに加入することを発表した。
昨年12月1日に負傷し、約2カ月半ぶりにコートに帰ってきた東京Uの上田雅也は復帰後すぐにゴールを決めた
また、昨年12月1日の岩手ビッグブルズ戦で負傷し、長期欠場していた上田雅也に加え、年明けからコンディショニング不良で欠場していたアンジェロ・チョルも復帰するなど、後半戦の戦いに挑む東京Uの新たな船出となったホーム有明での三重戦には2351人が来場し、コート上では熱いゲームが繰り広げられた。
三重とのGAME1で3本の3点シュートを含む15得点を決めて、東京Uの7連勝に大きく貢献した
三重とのGAME1、第1Qは試合序盤から1点差を争う膠着した展開となる中、東京Uの今林萌、長尾光輝が各3点シュートを含む5得点を挙げたほか、約2カ月半ぶりに復帰した上田雅也も復帰後初の得点を挙げる活躍を見せて26―18の8点差をつけた。
1月上旬からコンディショニング不良で欠場していた東京Uのアンジェロ・チョルも復帰後、豪快なダンクシュートを決めた
続く、第2Qに入ると、途中出場した東京Uのアンジェロ・チョルが攻守に渡る活躍で6得点を挙げたほか、今林萌も2本の3点シュートを含む6得点を挙げて、19―13と更にリードを広げて、前半を45―31の14点差でハーフタイムに突入した。
第3Qで3点シュートを含む8得点を挙げる活躍を見せた東京Uのローカス・ガスティス
後半第3Qに入ると、東京Uはローカス・ガスティスが3点シュートを含む8得点、リース・ヴァーグも4得点を挙げたが、三重も粘りのプレーを見せて、22―23と東京Uはリードを中々広げられない展開の中、67―54の13点差で試合は最終第4Qへ突入した。
東京Uのリース・ヴァーグも3点シュートを含む11得点を挙げる活躍を見せた
第4Qに入り、東京Uの新戦力となったトビー・マーカス海舟が記念すべき初得点を挙げて、ムードを一変させ、長尾光輝が6得点を挙げる一方で、強度なディフェンスで三重を10得点に抑えて、GAME1を85―64の21点差で東京Uが勝利し、1月18日の第17節・埼玉ブロンコス戦から始まった連勝を「7」にのばし、ホーム試合の連勝を「14」にのばした。
移籍後、初戦となった三重とのGAME1で初得点を挙げた東京Uのトビン・マーカス海舟
試合後、東京Uの橋爪純ヘッドコーチ(HD)は「本日も応援ありがとうございます。相手のインサイドの選手たちが凄くビッグマンで、リバウンドだったりとか、インサイドの所で脅威って所で、うちのチームは運動量って所で選手たちに勝負しようって話をしていて、そこが出た時間帯は凄くスコアできていたんですが、ディフェンスの所でトラップの所を掻い潜られた時は、スコアされていたので、そこは明日修正する所かなと思いますが、アップテンポな展開に持ち込めたのは今日は良かったかなと思います。(レギュラーシーズンは一時、欠場者が出て、少ない人数での試合が強いられたが、今日は上田選手のホーム試合での復帰や新しい選手が入り、人数も揃ってきたが)1月の頭とか中旬ぐらいは8、9人とかで戦わなくてはいけない試合もありましたが、選手たちがケガから戻ってきたり、新しい選手が加わって、逆に誰を使うかってことが難しい展開となってくるのは、コーチとしての悩みかなと思いますが、その分選手たちには出た分、コートにいる間は凄くハッスルして戻ってくる様にと声を掛けているので、そこはチームとしてやっていきたい所かなと思います。(最後にGAME2に向けてファンに対して)明日もしっかりディフェンスから得点して、自分たちらしいバスケットをするので、応援宜しくお願いします」と、熱いメッセージを送った。
1月25日から続くチームの連勝記録を「7」、ホーム試合の連勝を記録を「14」にのばした東京Uの橋爪純ヘッドコーチ
続いて、三重とのGAME1のMVPには、15得点、アシスト3、スティール2、前半で3本の3点シュートを決める活躍で東京Uの勝利に貢献した今林萌が選ばれた。「まずは平日の夜にも関わらず、ご来場いただきありがとうございました。勝てて良かったです。(拮抗した展開の中、前半で3本の3点シュートが気持ちよく打てたのではないか)皆で走って、ディフェンスをして、ボールを奪って走ってという僕たちのスタイルがゲームの最初から出せたので、ボールが回ってきて決め切れたので良かったかなと思います。(今日の自分のプレーを振り返ってみて)今2位でこれから後半戦が始まってくると思うので、絶対にホームでは落とせない試合ですし、明日も気を引き締めて頑張りたいと思います。(GAME2に向けて)明日も平日の夜で、少し遅い時間ですが、是非とも会場にお越しいただき、またご青(声)援宜しくお願いします」と、ファンへメッセージを送った。
15得点、3アシスト、2スティールの活躍で東京Uの勝利に大きく貢献した今林萌がMVPを獲得
さらに、新たに東京Uのメンバーとなった3人が順番に自己紹介を行った。
☆齋達也(背番号30)「専修大学から来ました齋達也です。まだ、チームに慣れていないので、練習でもミスが多いので、いち早くこのコートで戦力として戦える様に、これから頑張っていくので、応援宜しくお願いします。」
☆岡戸幸輝アシスタントコーチ「江戸川大学から来ましたアシスタントコーチの岡戸幸輝です。宜しくお願いします。本日、遅い時間にも関わらず多くのご来場ありがとうございます。B2昇格に向けて、チーム一丸となって明日も勝ちますので、応援宜しくお願いします。」
☆トビン・マーカス海舟(背番号20)「勝ったぞ!神様ありがとう!フォー!!初めまして、トビン・マーカス海舟です。これからも宜しくお願いします。皆、今日来てくれてありがとうございます。感謝しています。皆のメッセージを読んで、超泣いていて、皆の事を感謝しているから本当にありがとうございます。マジで、めっちゃ頑張ります。一緒に頑張りましょう!フォー!!」
華麗なダンスパフォーマンスで有明アリーナ(メイン)を熱く盛り上げるユナイトダンサーズ
東京Uの次戦は、あす2月18日(火/試合開始19時)に有明アリーナ(メイン)で行われる三重とのGAME2だ。
(※順位は2月17日、GAME1開始前時点)