東京Uのアンジェロ・チョルは高さを活かしたプレーで13得点を挙げる
男子プロバスケットボールBリーグ3部(B3)2024―25シーズン第26節、暫定2位(※)の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)と、同9位(※)の山口パッツファイブ(以下、山口)とのGAME1「東京舞台照明 Presented by UNITE DAY」が3月22日、東京・江東区有明の有明アリーナ(サブ)で行われ、東京Uが77―67で山口を破り、ホーム試合の連勝記録を20にのばした。
B.LEAGUE MASCOT OF THE YEAR2024ー25の投票が始まり、投票を呼び掛ける東京Uのユナイト
プレーオフ4位以内が確定し、チーム創設3年目にして初のホーム開催権を獲得した東京Uは、前節(第25節)アウェイでの湘南ユナイテッドBCとのGAME2で1点差での敗戦を喫し、第17節(さいたまブロンコス戦)からの連勝記録が15で途切れた。
しかし、今季の公式戦も残り10試合となった東京Uにとって、プレーオフに向けて、ローカス・ガスティスらが欠場する中、リスタートをホーム試合で切ることになった。
2月に選手契約を結んだ東京Uの浅野啓斗はスターティングメンバーとして出場し3点シュートを含む5得点を挙げる活躍を見せた
東京Uと対戦する山口は、今季の開幕戦の相手で、5連勝と好調をキープしており、好ゲームが期待される中、山口とのGAME1は試合開始直後から1点を争う白熱したゲーム展開が繰り広げられた。
東京Uのアンジェロ・チョルはローカス・ガスティスが欠場する中、高さを活かしたプレーで攻守に活躍する
東京Uはアンジェロ・チョルが第1Q開始から9得点を挙げるが、山口も3本の3点シュートを挙げ、19―20と1点差を付けられた。
続く、第2Qは両チーム共に強度なディフェンスでロースコアの展開となり、32-33の1点差を付けられる展開で前半を終了した。
東京Uのリース・ヴァーグは第3Qで2本の3点シュートを含む8得点を挙げる活躍を見せる
ハーフタイムを挟み、後半第3Qに入ると、東京Uの攻守のギアが入り、山口を12得点に抑える一方で、リース・ヴァーグが2本の3点シュートを含む8得点や2月末に新規契約を結んだ浅野啓斗の3点シュートなどで得点を重ねて、21得点を挙げ、53―45と逆転した。
東京Uのトビン・マーカス海舟は第4Qで3点シュートを含む7得点を挙げる活躍で勝利に貢献した
最終第4Qに入り、東京Uがトビン・マーカス海舟が3点シュートを含む7得点、今林萌も3点シュートを含む5得点を挙げてリードを広げるが、連勝中の山口も着実に得点を重ねて反撃を見せたが、東京Uが77―67の10点差をつけて、山口とのGAME1を制し、ホームでの連勝記録を20に延ばした。
有明アリーナ(サブ)に集まった713人のブースター&ファンにメッセージを送る東京Uの橋爪純ヘッドコーチ
試合後、有明アリーナ(サブ)に来場した713人のブースター、ファンに対して、東京Uの橋爪純ヘッドコーチが試合を振り返った。「本日も応援ありがとうございます。ローカスが引き続き、試合に出れない状況で、チームも苦しい展開だったんですけど、前半はかなり我慢できて後半の所で、しっかりと引き離せたので、そこは凄く良かったかなと思います。(今日はここで決めたいって所で中々決まらないという展開がたくさんありました。反省材料を一つ上げるとすればどんな所か)ディフェンスをとった後に、それがスコアに繋がった部分が前半特にそこが勿体なかったかなぁと思うので、良いディフェンスをした後に良いシュートをチームとして打てなかった所が悔しかったなと思うので、明日はそこを修正できる様に頑張りたいと思います。(山口もオフェンスリバウンドが積極的に飛び込んでくるチームでしたが、今日はどんな声掛けをしてゲームをスタートさせたか)今日はローカスがいないので、リバウンドの所でうちはアドバンテージを取られるなと選手たちには話したので、そこは全員でカバーしないといけないって所は週の初めから、向こうもオフェンスリバウンドの本数が多いので、そこがカギになるかなぁっていう所はずっと話していたので、結果的には今日何本かは取られてしまってセカンドチャンスに繋がったんですけど、明日はもっと修正できればなと思います。(最後に明日のGAME2に向けて)プレーオフもホーム試合で開催することが決定したので、そこは皆さんの後押しのお陰かなと思います。引き続き、プレーオフで昇格が決まる準決勝でもホーム試合を開催したいと思っていますので、今後とも後押しを宜しくお願いします」と、メッセージを送った。
MVPに選ばれた東京Uのアンジェロ・チョルが流ちょうな日本語を交えてファンにメッセージを送った
続いて、山口とのGAME1のMVPには13得点、10リバウンドのダブルダブルの活躍で東京Uの勝利に大きく貢献したアンジェロ・チョルが選ばれた。「自分自身でも成長していると自負していて、リバウンドの後のディフェンスの所で特に頑張れているんじゃないかと思います。(後半戦非常に苦しい戦いが続くが、疲れはないか)ブラだったり、ローカス選手がいないので、人数が少ない中、それでも戦い続けなくてはいけないので、そこをハードに戦える様に引き続き思ってやっています。(好きな食べ物を日本語で答えてください!という質問に対して)一番好きな食べ物は、ししゃもです。私の奥さん、めっちゃ上手に作ってくれます。(最後にファンにメッセージを)明日も引き続き試合がありますので、熱い応援を宜しくお願いします。ありがとうございました」と、流ちょうな日本語も交えて、MVPの喜びを東京Uのブースター、ファンに伝えた。
試合後、勝利した際の恒例となった「ウイー・アー・ウイー・アー~」を担当することになった東京Uのトビン・マーカス海舟
東京Uの次戦は、あす23日13時から有明アリーナ(サブ)で山口とのGAME2(月島ジェイテクノメンテサービス presented by UNITE DAY)を行う。現地での応援、もしくはバスケットLIVEで青援を送ろう!
(※順位は3月22日、GAME1開始前時点)