◇フードロス問題から食の大切さを学ぶ◇
1月31日、回転すしチェーン「くら寿司」による「食育」への取り組みの一環として、「お寿司で学ぶSDGs」と題した出張授業が、大阪市立桜宮小学校で5、6年生を対象に行われた。
まず、現在の海で起こっていること、未来の食の現場で起こることを、模型や映像を通して説明。映し出された魚のネタが載っていない“未来”の寿司に、子どもたちからは「魚だけがない!」「もうサーモンが食べられないの?」と、驚きと落胆混じりの声が一斉に上がった。
続いて、持ち込まれた実際の回転レーンを使用した授業では、店内業務をサンプル模型のお寿司を使いゲーム形式で擬似体験。お寿司を一斉に作って、レーンに流して、いっぱい食べて(食べたフリをして)、大満足。しかし、「食べられなかったお寿司はどうなるのか?」といった店内で起こる食品ロスの問題を実感することとなった。
そこで、こういった問題の解決方法を子どもたちみんなで考え、意見を交換。「今まであまり食べられてない低利用魚をもっと研究し、さらにたくさんの種類の魚をおいしく食べられるようにする」「食品の無駄をなくすよう工夫して、未来でもお魚のお寿司が食べられるようにしたい」と話すなど、参加した子供たちにとっては、食の大事さを感じる貴重な時間となった。
【出張授業の模様】
■くら寿司ホームページ