体を張ったプレーで東京Uの勝利に大きく貢献した徳川慎之介
バスケットボールBリーグ3部(B3)8位の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)が24日、東京・有明アリーナ(サブアリーナ)で、第20節・同リーグ13位の岐阜スゥープス(以下、岐阜)とのGAME1を行い、84―64で岐阜に勝利した。
「WHITEDAY」をテーマにしたホーム有明(サブ)での岐阜との2連戦はユナイトも特別衣装で奮闘
第17節・湘南ユナイテッドBC戦(4日)以来となるホーム有明での試合となった東京Uだが、第18節・山口パッツファイブ(10、11日/山口・俵田翁記念体育館)、第19節・徳島ガンバロウズ(17、18日/徳島・藍住町民体育館)とのアウェイ4試合を、選手が万全の状態ではない状況の中、2勝2敗の結果を残して、ホームで久しぶりの試合を行った。
岐阜との2試合は「WHITEDAY」をテーマに、通常アウェイで着用する〝白色〟のユニホームで東京Uの選手たちがコートに登場。プレーオフ出場に向けて、今節の岐阜戦を含めて残り7節となった東京Uは、ホーム有明での連勝を応援するファンの声援に背中を押され、第1Qからコートで躍動する姿を見せてくれた。
東京Uの得点源でもあるマイケル・クレイグは2本の3点シュートを含む12得点を挙げる活躍を見せた
第1Qは、序盤岐阜の攻撃に押され、リードを許す展開となったが、東京Uはディフェンスからリズムを作り、マイケル・クレイグの3点シュートを含む7得点など、19―11と8点リードした。
東京U・上田雅也も3点シュートを含む9得点を挙げる活躍を見せた
続く第2Qも、東京Uの攻守が上手く機能し、上田雅也、徳川慎之介が各3点シュートを含む7得点を挙げる活躍を見せて、41―23とさらにリードを広げて前半を終了した。
ハーフタイム後、第3Qに入ると久しぶりに試合出場を果たした東京Uの主将・宮田諭が4得点を挙げたほか、徳川慎之介が3点シュートを含む7得点を挙げる活躍で68―44と24点差のリードをつけて、試合は最終第4Qへ。
46歳の東京Uの主将・宮田諭も久しぶりの出場で4得点を挙げる活躍を見せた
464人のファンが来場した有明アリーナ(サブ)は、プレーオフ出場を目指す両チームを応援する声援がヒートアップする中、岐阜が得点を縮めていくが、東京Uのディフェンスが岐阜の攻撃を64点に押さえて、84―64の20点差をつけて、GAME1は東京Uが先勝した。
試合後、早水将希ヘッドコーチは「まずは岐阜の選手、スタッフ、ファンの皆さん、本日はありがとうございました。明日も熱い闘いができる様にお互いに頑張りましょう。宜しくお願いします。今日は気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、今週は僕が指揮をとらずに、練習から竹内アシスタントコーチ(AC)に全て一週間やってもらったっていう形になります。なので、僕がしゃべることがないので、竹内アシスタントコーチに変わります。お願いします」と、試合の総括を竹内峻ACにマイクを渡した。
岐阜とのGAME1の指揮を執った東京U・竹内峻AC
改めて、岐阜戦GAME1の総括について竹内ACは「今日応援に駆けつけてくれました皆さん、ありがとうございました。まず、今週は早水HCが体調不良だったりして、一週間練習から試合まで指揮をとらしてもらうことになりました。練習から選手たちも、良くコミュニケーションをとってやってくれましたし、こちらがやりたいバスケットを今日の試合はしっかりと表現してくれたかなと思います。ただ、明日も試合があるので、今日以上に自分たちがやるべきことをしっかりと徹底してできる様に頑張りたいと思います」と、慣れない試合後の総括のインタビューに答えた。
続いて「今日は64失点とTUBCらしいディフェンスが機能したかと思いますが合格点でしょうか」という質問に対して竹内ACは「本当に選手たちは良く頑張ってくれたと思います。合格点です。(試合前に選手たちには)ダブ選手、小倉選手が試合に出れないという中で、色んなディフェンスを試してやっていこうというところで、ディフェンスの遂行力が今日は良かったなと思います。特に、ブラ選手も、マイク選手も、チュウ選手も運動量の多い選手に対して、しっかりとディフェンスをやろうとしてくれたと思います」と、竹内ACはコメント。
最後にファンに対して「明日も試合があります。今日以上にもっと楽しんでもらえる様に私たち頑張りますので、明日も応援宜しくお願いします」と、メッセージを送った。
MVPに選ばれた東京U・徳川慎之介は恒例となったチュクディエベレ・マドゥアバム、ユナイトと一緒に記念撮影
岐阜とのGAME1で17得点を挙げる活躍で東京Uの勝利に大きく貢献した徳川慎之介がMVPを獲得した。「個人的には強気で出たプレーが良い結果に繋がったことが凄く良かったです。(前半3点シュートを積極的に打って確率も高かったという質問に対して)自分がオープンで打てる場面が多かったので、割とオープンで気持ち良く打てたかなと思います。(スピードのあるアタックを何本も見ることができたがという質問に対しては)やっぱり頑張らないといけないので、自分の役割は本来強い以外もやってやろうって気持ちでやっていました。(会場で名前入りのタオルを掲げての応援でパワーが送られていますかという質問に対しては)物凄い声援で力になりました。ありがとうございます。これから一戦も負けられない状況が続いていきますので、チーム一丸となってプレーオフ進出ができる様に頑張りますので、応援宜しくお願いします」と、プレーオフ進出に向けて体を張ってのプレーをすることをファンに約束した。
ファンに対して、熱いメッセージを送った東京U・徳川慎之介
東京Uの次戦は、あす25日(日)に有明アリーナ(サブアリーナ)で岐阜とのGAME2を行う。