23得点を挙げる活躍で、福井とのGAME2のMIPに選ばれた東京Uのチュクディエベレ・マドゥアバム
バスケットボールBリーグ3部(B3)9位の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)が23日、東京・西葛西の江戸川区スポーツセンターで、第24節・同リーグ1位の福井ブローインズ(以下、福井)とのGAME2「相栄土地建設 presents UNITE DAY」を行い、90―100の10点差で、東京Uが福井に敗れ、プレーオフ進出に向けてとても痛い敗戦を喫した。
江戸川区で初めて開催された東京Uの試合を連日盛り上げたユナイト&ユナイトダンサーズのメンバーたち
すでにプレーオフ進出を決めている福井は、総得点で最多得点数を挙げるリーグ最強のチーム。東京Uは、前夜のGAME1で、福井の強度な攻撃に押されながらも一時はリードを奪う場面もあった。しかし、ゲーム終盤で東京Uのミスが重なり福井に得点を与えてしまい、6点差という僅差ではあるものの75―81で敗れてしまった。
試合開始前にプレーオフ圏外の9位に順位を落とした東京Uにとって、相手が強敵・福井だとしても負けられない重要な試合となる中、GAME2が会場に集まった675人のファンの声援を後押しにスタートした。
福井との2試合で、東京Uの得点源として活躍を見えたマイケル・クレイグ
東京Uは第1Qにチュクディエベレ・マドゥアバムが5得点に加え、マイケル・クレイグ、山本鳴海、新号健が3点シュートをあげるなど得点を重ねたが、福井は3点シュート3本に加え、フリースローも確実に入れて、22―28の6点差をつけられてしまう厳しい展開でスタートした。
効果的な3点シュートを決めた東京Uの新号健
第2Qに入ると、福井の攻守の強度が一段上がり、次々と得点を挙げていく中、東京Uはゲーム途中に脚を痛めたチュクディエベレ・マドゥアバムが11得点と体を張ったプレーでチームを鼓舞するものの福井の攻撃を抑えきれず、59―46と13点差とリードを広げられて前半を終了した。
前日に続き、効果的なシュートを決めた東京Uの上田雅也
ハーフタイムを挟み、第3Qは東京Uのマイケル・クレイグ、川島蓮の3点シュートが連続で決まりスタートし、反撃ムードが高まる中、マーカス・ダブが4得点、上田雅也の3点シュートなど、得点を少しずつ積み重ねて、13点差あった得点差も5点差まで縮まった。
東京Uの主将・川島蓮がこの日も華麗な3点シュートを決めた
最終第4Qに入り、ブラ・ブサナ・グロリダ、今林萌の効果的な得点を挙げ、一時は3点差まで追い上げた東京Uだったが、福井の攻守の強度も上がり、GAME2は90―100の10点差で敗れた。
最終の第4Qで効果的なシュートを決めた東京Uのブラ・ブサナ・グロリダ
試合後、東京Uの早水将希ヘッドコーチは「まずは福井の選手、スタッフ、ファンの皆さん、2日間ありがとうございました。僕たちはまだプレーオフが確定していませんので、あと4試合必ず勝って、またプレーオフで戦える様に準備をしていきますので、その時はまた宜しくお願いします。TUBCのファンの皆さん、2日間ありがとうございました。2日間ともに、お互いに熱いゲームだったと思います。面白いゲームだったかなと思いますが、昨日も言った様に、僕たちは良いゲームをして良かったねという立場ではないと思うので、このゲームを勝たなくてはいけない所だったと思います。ただ、希望としては本当に、この福井さんとこれだけのゲームを2日間やりきれたという所が自信に繋がった所もあるので、このゲーム、この1節を活かして、あと2節、必ず4連勝してプレーオフに出ますので、共に戦ってください。宜しくお願いします」と、プレーオフ進出に向けて負けられないゲームを落とした悔しさと同時に、残り2節での4連勝をファンに約束した。
残り2節(4試合)での連勝でプレーオフ進出に向けて熱いメッセージを送った東京Uの早水将希ヘッドコーチ
東京Uの次戦は、29、30日にエスフォルタアリーナ八王子で行われる八王子ビートレインズとのアウェイゲームだ。今季も残り4試合となり、東京Uへ会場で、B3TVで応援しよう!