チームは、1998年に、北条小学校の管轄であった少年団チームが土台となり、創設された。現在は同小学校を中心とした近隣小学校からもメンバーが集まり、約60名が在籍している。
下之門裕之代表は、「約50名が北条小学校在籍で1年生〜6年生まで、みんな顔見知りで、兄弟のようにみんな仲良し。日々、団体行動、挨拶もサッカーチーム活動の練習して頑張っている」と話す。練習は、土日に学校グラウンドのほか豊中周辺グラウンドで行い、自主大会開催をはじめ年間200近くの試合を行っている。また水曜日を除く平日には小学校グラウンドでの自主練習を、日照時間の短い冬場はストレッチなどを中心としたトレーニングで鍛えている。同代表は、「尼崎、伊丹、川西をはじめ、近隣地域のチームとの結びつきが強いのが特徴。チーム主催大会にも多くのチームが参戦してくれるし、招待していただける」と、感謝の意を込めた。
コーチ陣は監督以下16名のコーチスタッフが、ボランティアで指導。中学生を中心としたOB選手も、しばしば練習に加わり、チームを盛り立てている。6年を担当するのは島川剛コーチで、自身の子供が入団したのをきっかけに、指導の輪に加わった。府内の強豪私学高出身で、当時の経験を生かし、指導にあたっている。「技術的に劣る選手が多い年代であったが、子供はやれば伸びる。負けて悔しいのならば、やれば必ずできることを言い続けた」と話す。
キャプテンを務める福島聡くんは、小学3年生のときに、6つ年上の兄が元々所属していたのをきっかけにチームに入団した。上級生10人くらいを中心とした平日の練習時など、メニューを自ら考え、ドリブル練習やパス回しなどで、技術を磨く。ポジションは中盤で、チームの中心に位置し、「好きなサッカー選手はフランス代表・ムバッペ」と話すように、50メートル7秒前半の俊足を生かし、ゴール前に飛び出し、シュートを放つ。将来の夢であるプロサッカー選手になるため、これからも駆け続ける。