B3・4位の東京Uがホーム有明で5位・しながわとのGAME2を開催
81ー73の8点差で東京Uがしながわを破り前日の雪辱を果たす!!

前半しながわのディフェンスに苦しめられる中、後半に大逆転に成功!ディフェンスで活躍した今季新加入の田口暖がMVP!

 

途中出場ながら、スピードあるディフェンスで東京Uに勝利の流れを作った田口暖

 

 バスケットボールBリーグ3部(B3)2024―25シーズンの第6節、現在4位の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)と、同5位のしながわシティバスケットボールクラブ(以下、しながわ)とのGAME2が11月4日、東京・江東区有明の有明アリーナ(サブ)で行われ、81―73の8点差をつけて東京Uがしながわを破り、前夜の敗戦の屈辱を果たした。

 

しながわとのGAME2も〝ハロウィンデー〟として行われ、602人が有明アリーナ(サブ)に来場した

 

 前夜行われたGAME1は、両チームが点を取り合う激しい試合展開となる中、80―83と3点差という僅差で敗れた東京U。リベンジに向けて、気合を入れて臨んだGAME2だったが、前半は前日同様にしながわのディフェンスに苦しめられた。

 

3点シュートを含む10得点を挙げて、東京Uの勝利に貢献した今林萌

 

 第1Q、試合序盤からしながわに3点シュートを立て続けに決められ、一時は最大で17点差をつけられる大変厳しい試合展開を強いられた。しかし、東京Uは上田雅也の4得点をはじめ、今林萌の3点シュートなどで耐える展開の中て、15―30の15点差で第1Qを終了した。

 

前夜の試合後、ファンにリベンジを誓った東京Uの主将・川島蓮はこの日チーム最多の15得点を挙げる活躍を見せた

 

 続く、第2Qに入ると、東京Uのディフェンスが機能し始め、しながわを7得点に押さえる中、東京Uのオフェンスは川島蓮、ローカス・ガスティスが各4得点、リース・ヴァーグが3点シュートを決め、第2Qで5点差まで追い付き、32―37で前半を終了した。

 

東京Uのリース・ヴァーグは3点シュートを含む10得点を挙げてチームの勝利に貢献した

 

 ハーフタイムを挟み、後半第3Qに入り、東京Uの攻守のリズムを取り戻し、川島が3点シュートを含む11得点、長尾光輝も3点シュートを含む5得点、アンジェロ・チョルが4得点など、着実に得点を重ねて、第3Q後半でついに逆転に成功し、58―52の6点差をつけた。

 

東京Uのアンジェロ・チョルは東京Uの逆転に向けて攻守で活躍を見せた

 

 最終第4Qに入ると。有明アリーナ(サブ)に集まった602人のファンの大声援もあり、両チームの試合は最後まで熱い戦いが繰り広げられる中、東京Uが81―73の8点差をつけて、しながわを破り、前日のリベンジを果たした。

 

東京Uの長尾光輝は身体を張ったプレーでチームを鼓舞し、7得点を挙げて勝利に貢献した

 

 試合後、東京Uの橋爪純ヘッドコーチは「昨日と違って、かなりアグレッシブにはいけていたんですけど。ちょっとローテーションの所だったりとか、相手のオープンのシュートが入ったりして、ビハインドからの展開となったんですけど、ただやめずにしっかりとやり続けようということができたので、最後にひっくり返すことができて、後半の自分たちのバスケットができたのかなと思います。(昨日は3点差の非常に悔しい敗戦から今日の試合を迎え、第1Qは15-30と得点をかなり取られる所もあったが)1Qで20点近く開いた展開からのスタートだったんですけど、今季はそういう展開が多い中で逆転勝ちしているので、たぶん選手たちも含めて、そんなに気にはしていなかったのかなと思いますが、そこが今のチームの課題になっているので、そこでしっかりとアグレッシブにやり続けて、後半ひっくり返すという展開が非常に多い今季なので、そこは心配していない選手が多く、諦めずにできたのが良かったと思います。(第1Qリードされたが第2Q以降はTUBCがリードする展開となったが)特に指示という指示はなくて、しっかりとアグレッシブにいくという、特にうちは田口がディフェンスの運動量が一番豊富なので、そこからしっかりと早い展開持ち込んで、田口だったり川島だったりが、アグレッシブにディフェンスができましたし、あとチョルとかも走ってくれてスピーディーな展開に持ち込めたのも大きいかと思います」と、試合を振り返った。

 

前夜のリベンジを果たし、試合後に東京Uの橋爪純ヘッドコーチは冷静に試合を振り返るコメントを寄せた

 

 最後に、次回のホーム試合(11月9、10日@有明アリーナ/サブ)に向けて「今週の土日にまたホーム試合がありますので、しっかりと準備をして、しっかりと勝って次の試合に、シーズンに進んいきたいと思います」と、ファンへのメッセーを送った。

 

東京Uの主将・川島蓮からマイクを渡され、ファンに熱いメッセージを送った小倉渓

 

 続いて、前日のリベンジを果たした東京Uの主将・川島蓮にマイクを向けると、川島は「毎回ちゃべっているので、オグ(小倉)に話してもらいたいと思います」と、前日の試合でも3点シュートを3本決めた小倉渓がマイクも持ち「勝って良かったです。(最近3点シュートが良く決まっていたが自身のプレーを振り返ってみて)会場の皆さんがヨイショしてくれるので、それが良い感じです。ありがとうございます。(最後にファンに向けて)皆の声援が会場を沸かします。俺たちだって、今年はかまします。そして、B2昇格して花を咲かせます」と、力強く熱いメッセージをファンに送った。

 

しながわとのGAME2のMVPに選ばれた東京U・田口暖にはオフィシャルパートナーの奥村商事からお米10キロが贈られた

 

 最後に、この試合のMVPには、今季から東京Uの新メンバーとなった〝ダニー〟こと、田口暖が選ばれた。「まずは本日もたくさんの応援ありがとうございました。昨日、負けてしまって、ロッカーに帰った時に皆で、プライド持って明日やり返そう!ってことを話しました。今日は前半あまり良くなかったんですけど、やり続けようってことはできて、最後は勝ち切ることができて、良かったと思います。(TUBCのファンに自分のプレーについてPRを)勿論、ディフェンスなんですけど。ディフェンスは僕一人だけではできなくて、本当にブラだったり、川島選手だったりチーム全員でディフェンスする所を今季は見てほしいと思いますので、応援宜しくお願いします。今週また土日に、この有明で試合がありますので、またしっかりと今度は1Qからディフェンスで圧倒できる様に頑張りますので、応援宜しくお願いします」と、最後にファンの皆さんにメッセージを送った。

 

MVPを授賞した東京U・田口暖は自身のプレーをアピールすると共に、次戦に向けてファンに熱いメッセージを送った

 

 東京Uのホームでの次戦は、11月9日(土)、10日(日)に有明アリーナ(サブ)で行われるトライフープ岡山とのホーム試合2連戦となる。

https://tubc.tokyo/