B3 東京Uが八王子との接戦を85ー80で下す
〝東京・東西ダービー〟は前日に続き、第4Qでマイケル・クレイグが決める!!

昨季まで八王子に在籍していた東京Uのフォファナ・ママドゥが13得点を挙げ、MVPを獲得!

 

古巣・八王子に対して、フォファナ・ママドゥが13得点を挙げる活躍で勝利に大きく貢献

 

 バスケットボールBリーグ3部(B3)第17節となる東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(東京U)と東京八王子ビートレインズ(八王子)のGAME2が4日、東京・江東区の有明アリーナ(サブ)で行われ、東京Uが八王子に85―80の接戦を制し、八王子に連勝した。

 

 江東区と八王子市、東京の東西エリアをホームとする両チームの対戦は〝東京・東西ダービー〟として、前日のGAME1からヒートアップした試合展開となり、73―73の同点で迎えた第4Qの試合終了残り0・3秒となる中、マイケル・クレイグが3点シュートを決めて、劇的な勝利を収めた。

 

初めてスターディングメンバーとして八王子との試合に挑んだ気合十分の小倉渓

 

 4日のGAME2も、第1Qから両チームが激しい攻防を繰り広げる中、東京Uが斉藤豊の2本の3点シュートが決まり、22―19と3点リードで第2Qへ突入した。

 第2Qも、八王子のオフェンスに対して東京Uのディフェンスが機能し、マーカス・ダブが8得点、フォファナ・ママドゥが5得点を挙げるなど、22―18と着実にリードを広げて、前半を44―37で終了する。

 第3Qに入り、東京Uのオフェンスがギアをあげ、フォファナ・ママドゥが8得点、川島蓮が3点シュートを含む5得点を挙げるなど、25―18と更にリードを広げて、最終の第4Qへ。

 八王子は第4Qに4本の3点シュートの攻勢で25得点を挙げるなど、一時は78―78と同点に追いつく、猛攻を繰り広げた。

 

前日に引き続き、第4Qでビッグショットを決め、東京Uの勝利に大きく貢献したマイケル・クレイグ

 

 しかし、東京Uは残り25秒でマイケル・クレイグが2点シュートを決め、その後も3点シュートを決めるなど、前日に引き続いてのチームを勝利に導く活躍を見せて、85―80の僅差で八王子を破り、連勝を記録した。

 

マイケル・クレイグの勝利を確定させるシュートに東京Uのベンチは歓喜のガッツポーズをする選手たち

 

 この試合のMVPは、13得点を挙げたフォファナ・ママドゥが選ばれた。「2日間とも凄いタフなゲームでしたが、八王子のブースター、ファンの皆さんが温かく接してくれて本当に良いチームだなって思いました」と、古巣である八王子への思いも込めて勝利の喜びを伝えた。

 

13得点を挙げたフォファナ・ママドゥがMVPを獲得

 

 更に、フォファナ・ママドゥは「個人的に(八王子との試合を)楽しみにしていたので、本当に去年のチームメイトと一緒に試合をするって経験が初めてだったので、不思議な気持ちで本当に楽しかったです」と話し、この試合のアタック、フィジカルに対しての点数を聞かれると「正直、もうちょっとできたと思うので、50点ぐらいです」と試合を振り返った。

 

フォファナ・ママドゥはMVP獲得後に、古巣・八王子の選手、ブースター、ファンに対して感謝の気持ちを伝えた

 

 また、この試合で初めてスターディングメンバーとしてコートに立った小倉渓も3点シュートを含む9得点を挙げ、チームの勝利に大きく貢献した。「スタートで起用されて、緊張せずに頑張ろうって思っていたんですが、緊張しました。試合前60分前ぐらいに(早水ヘッドコーチから)言われて、頑張ろうって思いました。自分は味方に(パスを)出してもらえるプレイヤーだと思うので、そこで、味方が良いパスを出してくれるので、そのパスを決め切っていくプレイヤーになりたいです」と、今後に向けての意気込みも込めて、コメントを伝えた。

 

同じく、この試合で初のスターディングメンバーとして出場した小倉渓もMVPに選ばれた

 

 試合後、早水将希ヘッドコーチは「まずは八王子ビートレインズの選手、スタッフ、ファン、ブースターの皆さん、2日間ありがとうございました。本当に白熱したゲームを2日間できたことも、対戦相手あってのことだと思います。この2日間のゲームの盛り上がりっていうのは両チームでしっかりと作り上げられて、その上、ファンの皆さんが声を出して応援してくれたおかげで良い空間で昨日同様にバスケットをさせていただきました。ありがとうございます。ゲームの中盤でもう少し相手にチャンスを与えてしまった場面などが悔やまれます。最後の展開はどちらに転んでもおかしくない危ない試合にはなってくると思いますので、その前に止めれる所はうちのチームとしてはあったと思いますので、しっかりと修正して後半戦を戦っていきたいと思います」と、試合の総評を伝えた。

 

試合後、ファンに対して笑顔で手を振る小倉渓

 

ファンが少しずつ声を出して応援ができる状況となる中、早水ヘッドコーチは「サブコートは特にファンの皆さんと席が近いこともあって、直接ファンの方の声援は力になっています。僕らもまだまだ成長しますし、ファンの方も一緒に成長して、もっともっと良い空間で良いホームコートってものを作り上げていきたいと思います。後半戦、プレーオフの順位がある程度固まりつつある中で、僕たちは常に1試合1試合どんな相手でも全力を出さないと勝てないと自負していますので、後半戦厳しい戦いもありますが、必ずプレーオフに出てチャンピオンシップを目指しますので、引き続き応援を宜しくお願いします」と、会場に集まったファンに対して熱いメッセージを送った。

 次のホームゲームは2月17日(金)、18日(土)に有明アリーナ(サブ)で同リーグ首位の岩手ビッグブルズと対戦する。

https://tubc.tokyo/

 

試合前には、東京Uと八王子のユースチームの試合を行った

 

前日に引き続き、選手紹介でキッズDJ企画も実施