白熱する試合に、東京Uのマスコット・ユナイトも客席でファンと一緒に応援を送った
バスケットボールBリーグ3部(B3)第21節となる東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(東京U)とトライフープ岡山(岡山)のGAME2が4日、東京・江東区の有明スポーツセンターで行われ、東京Uが岡山に67―68の1点差で敗れた。
この試合で、B3リーグ通算300アシストを達成した東京Uの東宏輝
プレーオフ進出を目指す両チームのGAME2は、前日のGAME1同様に、第1Qから攻守で白熱した試合展開となり、東京Uは東宏輝がB3リーグ通算300アシストを達成すると同時に6得点を挙げる活躍をみせ、22―20と2点差をつけ、幸先良いスタートを切った。
第2Qで2本の3点シュートを含む9得点を挙げた東京U・東宏輝
続く第2Qは、前日の試合で課題となったオフェンス、ディフェンスをしかりと修正した東京Uが、オフェンス面では東宏輝の2本の3点シュートを含む9得点などで、ゲームを優位に進めて40―29とリードを広げて、ハーフハイムへ突入した。
この日も東京Uのベテラン宮田諭は、チームを鼓舞するプレーで気合を入れた
第3Qに入ると、両チームともに攻守のギアが更に上がり、56―50と東京Uは徐々に得点差を詰められ、試合は第4Qでの決着となった。
第4Q終了まで残り10秒で3点シュートを決めた東京Uのマイケル・クレイグ
第4Qは、岡山のディフェンスに東京Uのオフェンスが苦しめられ、お互いの意地と意地のぶつかり合いとなるシーソーゲームとなった。試合終了まで残り10秒となる中、東京Uのマイケル・クレイグの3点シュートが決まり逆転に成功。しかし、東京Uのファウルにより、岡山のフリースロー2本が決まり、ゲームは試合終了。プレーオフを目指す両チームの対戦は1勝1敗のイーブンで終了した。
試合後、選手たちを労った東京Uの早水将希ヘッドコーチ
試合後、早水将希ヘッドコーチは「岡山さんとは勝率の変わらないチーム同士で、プレーオフの枠をかけた試合に相応しい白熱したゲームになったと思います。その中でも岡山さんが1点リードしたってところが、勝負強さというか、昨日からのカムバックかなと思います。2日間ありがとうございました。ゲームの流れですが、お互いに昨日の悪いところを修正しあって、本当に相手のことを読み合いしながら、工夫しながらの闘いだったと思います。最後、デザインプレーだったりとか、もっとコーチとして上手く遂行させられれば良かったとかなという所が僕の反省です。ただ、1点、2点を争う試合でしっかりと両チームが我慢したっていうのは、好ゲームだったかと思います。是非、岡山さんとはまたプレーオフで両チームが出て、勝って次にやりたいと思いますので、その時までお互い成長して会いましょう」と、プレーオフでの再会を誓うメッセージを送った。
試合後、有明スポーツセンタに来場した満員のファンに感謝の気持ちを伝える東京Uの選手たち
最後に会場に集まった満員のファンに対して「僕たちは必ず、プレーオフに進出します。その中で、今だと上位チームになりますがそこを倒して、皆さんと一緒にこの1シーズンが良かったなと思える様なシーズンにしたいと思いますので、ここからより一層僕たちも成長しますので、より一層の応援を宜しくお願いします」と、プレーオフ進出に向けて、更なる熱い応援をお願いした。