フォファナ・ママドゥが16得点を挙げる活躍で勝利に貢献
バスケットボールBリーグ3部(B3)第26節となる東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(東京U)と鹿児島レブナイズ(鹿児島)のGAME1が7日、東京・江東区の有明アリーナ(サブ)で行われ、東京Uが87―79の8点差の僅差で鹿児島を破った。
今季(2022―23シーズン)から同リーグに新規参入した東京Uのホーム最終戦には、多くのファンが来場。新規参入チーム(湘南、立川、三重)の中でも最高位となるリーグ6位となった東京Uの対戦相手は、リーグ3位(4月2日時点)の強豪・鹿児島で、昨年10月に行ったアウェィでの対戦では、80―84、64―71と僅差で連敗を喫していた。
マイケル・クレイグも24得点を挙げる活躍で勝利に貢献
前回の対戦から約5カ月が経ち、ホーム有明での最終節の試合に向けて、東京Uの選手たちは試合前から雪辱に向けて気合を入れ、白熱したプレーを第1Qから展開。東宏輝の3点シュートを皮切りに流れを作り、マーカス・ダブが6点をあげるなど、20―19の1点差で第1Qを終了。
続く第2Qも、満員のファンの声援にも後押しされ、東京Uのハードディフェンスも機能し、鹿児島を10点に押さえ、オフェンス面ではマイケル・クレイグが9得点をあげる活躍を見せ、第2Q終了時点で46―29と17点差をつけてハーフタイムへ。
B1、B2、B3通算400スティールを達成したマーカス・ダブのダンクシュート
第3Qに入り、鹿児島のアンソニー・ゲインズ・ジュニアが度々ダンクシュートを決めるなど、オフェンスが圧倒し、64―48の辛うじて16点差をつけ、ゲームがファイナル第4Qへ突入した。
第4Qも東京Uの鹿児島のオフェンスをディフェンスで防ぐものの、リーグ3位の力を随所に見せるプレーで、8点差まで詰める87―79で東京Uが鹿児島を僅差で破った。
B2、B3通算1000リバウンドを達成したアンジェロ・チョルのダンクシュート
なお、この試合で東京Uのアンジェロ・チョルがB3リーグ通算1000リバウンドを達成したほか、マーカス・ダブがB1、B2、B3を通して通算400スチールを達成した。
試合後、笑顔で話しをする記録を達成したマーカス・ダブ(写真左)とアンジェロ・チョル(同・中)
試合後、早水将希ヘッドコーチへのインタビューは次のとおり。
試合後、満員のファンに対してインタビューに答える早水将希ヘッドコーチ
◆今季、ラスト2試合の1試合目となる鹿児島戦で今季初勝利をあげた今の気持ちはー
早水HC「TUBCのファンの皆さん、久しぶりに有明アリーナサブに帰ってきまして、勝利を収めることができました。皆さんの声援のおかげです。ありがとうございます。試合は本当にうちがやらなければいけないディフェンスを特に前半から本当にハードにチームルールを守りながら、果敢に戦ってくれたと思います。本当にそれが勝因かと思います。最後、向こうのプレッシャーがかなり強くなってきたところがあるんですが、そこでも怯むことなく、強いプレーをやり続けたことが勝利に繋がったと思います。本当に選手は良くやってくれました。もう一度、大きな拍手をお願いします」
◆鹿児島とは前回、昨年10月にアウェーで対戦し、2試合ともに一桁点数で連敗を喫したが、今回は一桁点数で勝利を収めることができたが、その勝因についてはー
早水HC「前回はアウェーで、(マーカス)ダブがいなかったり、中々コンディショニング的にも難しいところでしたが、チームは今、プレーオフに向けてどんどんコンディショニングも良くなってきています。チームとしても、まとまってきています。それが今回の勝利に繋がったのかなと思います。チーム全員で戦えたと思います」
◆残り5分を切って、もしかしたら追い付かれてしまうのではないかと思ったファンもたくさんいたと思いますが、バスケットボールの魅力をたくさん伝えられたかと思いますがいかがですかー
早水HC「たぶん、あそこで負けるパターンとなれば、プレッシャーをかけられてターンノーバーが続いてイージーなバスケットという所だったんですけど、そこをファールをもらうぐらいまで果敢に攻めたところが最後の点差に繋がったと思います」
◆あすレギュラーシーズン最後のホームゲームとなります。明日に向けて力強い一言をお願いしますー
早水HC「今日は勝てて良かったと思います。大事なのは明日です。プレーオフを順当に勝ち上がったとしても、ホームに帰ってくる可能性が中々低いんですが、明日ここで、僕たちのバスケットを、僕たちがやりたいことを表現したいと思います。今日より、熱い応援を宜しくお願いします」
◆この試合16得点を挙げて、MVPを獲得したフォファナ・ママドゥに対して、今日の素晴らしい活躍に対して今の気持ちを聞かせてくださいー
MVPを獲得したフォファナ・ママドゥはユナイトと記念撮影
F・ママドゥ「この前、アウェーでやった時は2連敗してしまって、プレーオフに向けて絶対に今日は勝たなくてはいけない試合だったので、本当に勝てて良かったです」
◆今日は非常にスピードのあるアタック、フィジカルを活かせた場面がたくさんありましたが、自身のプレーを振り返っていかがですかー
F・ママドゥ「鹿児島のアンソニー・ゲインズ・ジュニア選手がメインの選手なので、マッチアップをして絶対に止めなきゃいけないことが僕の仕事だったので、それができたんじゃないかと思います」
◆アンソニー・ゲインズ・ジュニア選手は中国などでもプレー経験がある選手ですが、勉強になったことはありますかー
F・ママドゥ「プレースタイルも似ていることもありますし、彼の様なダンクができる様に頑張りたいです」
MVPを獲得したフォファナ・ママドゥが笑顔でファンに挨拶
◆明日に向けて力強い一言をお願いしますー
F・ママドゥ「コーチも言いましたが、今日だけでなく明日も勝って、プレーオフに向けてしっかりと良い準備ができるように頑張りたいと思います。今日はありがとうございました」
東京Uのホーム最終戦は、あす8日(14時試合開始)に有
明アリーナ(サブ)で行う。