第3Q途中出場したフォファナ・ママドゥは、2本の3点シュートを含む8得点をあげるプレーで大きく試合展開を変える
プロバスケットボールBリーグ3部(B3)第19節となる東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(東京U)と岩手ビッグブルズ(岩手)のGAME2が18日、東京・江東区の有明アリーナ(サブ)で行われ、東京Uが岩手に64―86の22点差で敗れた。
岩手のハードディフェンスの中で、20得点をあげるプレーでチームを鼓舞したマイケル・クレイグ
前日(17日)行われたGAME1は、同リーグで失点数が最小の岩手と、同2位・東京Uのディフェンス対決となったが、首位を走る岩手のディフェンスを崩せず、67―73の6点差で東京Uが敗れた。
プレーオフ進出を目指す東京Uにとって、負けられないGAME2に向けて、ディフェンスを修正してきた東京Uだったが、第1Qを岩手に2本の3点シュートを含む16点を与え、13―16の3点差で終了。
第2Qに入り、負傷欠場していた主将・宮田諭がホーム有明でゲーム復帰し、逆転を狙った東京Uだったが、岩手猛烈なオフェンスを止めきれず、23―40と17点差とリードを大きく広げられ、前半を終了した。
東京Uのタイムアウトで早水HCが的確な指示を選手たちに送る
第3Qに入り、東京Uのディフェンスを破る岩手のオフェンス力が勝り、一時最大22点差のリードを許すが、東京Uのフォファナ・ママドゥウが出場してから、試合展開が一変する。フォファナ・ママドゥウの2本の3点シュートを含む8得点のほか、マイケル・クレイグの9得点を含めた反撃で得点を加え、チームもディフェンスも立て直し、一時は9点差まで詰め寄り、49―61と第4Qでの逆転を目指す展開となった。
しかし、最終の第4Qは満員の有明アリーナのファンの声援に応えて、東京Uも果敢に攻めるものの岩手のハードディフェンスに苦戦を強いられ、点差を広げられて64-―86という点差をつけられて、首位・岩手の連敗を喫した。
東京Uのベンチはベンチメンバーも含めて、選手全員が打倒・岩手を目指して気合を入れた
試合後、早水将希ヘッドコーチは「結果としては2連敗ということですが、特に今日に関していえば、前半でターンオーバーだったり、相手の強みを生かすミスをしてしまったという所が、最後まで追い付かなかったということだと思います。ただ、ゲームの途中で選手たちはとてもハッスルしてくれて、見せ場を凄い作ってくれたと思います。今後、プレーオフに進出して上位チームを倒すとなると、前半に簡単に点を与えないことと、追い上げた時にしっかりと捕まえきれる力をつけていかないといけないと思います。残りシーズン少ないですが、ここからもう一段階上げていきますので、引き続き応援宜しくお願いします。前半が終わった時に点差が開いてしまったんですが、そこから皆が表情だったりとか、ボディランゲージだったりとか、本当に気持ちを切り替えて後半に挑んでくれたと思います。第3Qで追い付かなくてはいけない、少しギャンブルの中で点数を縮まったんですけど、スタイルとしては前半からしっかりと我慢してずっとついていくバスケットをしなくてはいけないと思います。追い上げた所は評価されるべきだと思いますが、結果としてこの点差で負けている。前半で苦しい戦いになっている所は反省しなくてはいけないと思いますので、次に生かしたいです」と、首位・岩手との2試合を冷静に振り返った。
試合後、ファンに向けて試合の総評とプレーオフに向けての意気込みを熱いメッセージで伝える東京U・早水将希ヘッドコーチ
最後にファンに向けて「本当に追い上げた時のムードというか、後押しをしていただいていることを感じます。特に、サブアリーナのこの近い距離だからこそ、感じる事ってたくさんあると思います。まだまだ、僕たちも成長しますので、もっともっと後押しをお願いしたいと思います。必ず、プレーオフ進出を決めて、上位を必ず倒しますので、ぜひ一緒にシーズン最後まで闘いましょう。宜しくお願いします」と、早水ヘッドコーチはプレーオフ進出と、進出した際に上位チームへのリベンジを力強く約束するメッセージを伝えた。
次回のホーム有明での試合は、3月3日(金)、4日(土)に有明スポーツセンターでトライフープ岡山との2試合を行う。https://tubc.tokyo/
りなぴーのハーフタイムチャレンジの参加者たちと記念撮影を行う小倉里奈(写真左)