第4Q終了、残り0・3秒で逆転勝利を導くビッグショットを決めた東京Uのマイケル・クレイグ
バスケットボールBリーグ3部(B3)第17節となる東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(東京U)と東京八王子ビートレインズ(八王子)のGAME1が3日、東京・江東区の有明アリーナ(サブ)で行われ、東京Uが八王子に76―73の僅差で、劇的な勝利を手にした。
2本の3点シュートを含む14得点を挙げたマイケル・クレイグがMVPに選ばれた
東京の〝東西ダービー〟ともいえる東京Uと八王子との今季初対戦は、第1Qから互いに一歩も譲らない攻防が続く中、終了間際に八王子に3点シュートを決められて、15―16の1点ビハインドで終了する。
第2Qはゴールに嫌われて、中々得点が伸びない時間が続くものの、マイケル・クレイグの力強い2点シュートなどから、着実に得点を重ねて31―25で東京Uが前半を終了する。
後半となり、第3Qは八王子に立て続けに失点を許し、勢いづいた八王子の流れを止めきれず、45―49の4点ビハインドで第4Qへ突入する。
第4Qも両チームともに激しい攻守が続く中、残り25・2秒で劣勢だった東京Uが同点に追い着く。
そして、ラストプレーでマイケル・クレイグがタフショットを決めて見事逆転勝利となり、76―73で辛くも東京Uが八王子を破った。
東京Uの副主将としてチームを鼓舞する活躍を見せたマイケル・クレイグ
MVPは第4Qで73―73の同点となる中、ゲーム終了間際に逆転勝利となるショットを決めるなど、2本の3点シュートを含む14得点を挙げたマイケル・クレイグが選ばれたが、影のMVPとして第4Qに9得点を挙げ、シュート成功率100%という活躍を見せたブラ・ブサナ・グロリダもチームの勝利に大きく貢献した。
第4Qに9得点を挙げる活躍を見せ、影のMVPとなったブラ・ブサナ・グロリダ
試合後、早水将希ヘッドコーチは「八王子の選手、スタッフ、関係者、ファンの皆さん本日はありがとうございました。そして、TUBCファンの皆さん、平日の夜にも関わらずご来場、ご声援ありがとうございました。試合内容についてはオフェンス、ディフェンス共に精彩を欠くゲームでした。オフェンスは単発なシュート、ターンノーバーが多く、ディフェンスはリバウンドを与え、流れを掴み切る事ができませんでした。後半もディフェンスで的を絞る事が上手くいかず、厳しい展開でした。しかし、第4Qはディフェンスの強度が上がり、トランジションを走り追いつき残り0・3秒でマイクがビックショットを決め逆転し、勝利できました。もちろん最後のビッグショットを決めたマイクは素晴らしいですが、それまで悪い展開の中でも我慢し、最後あの場面を作り出せたチーム力は非常に良かったと思います。勝利し修正できる事は良かった点ではあるので、しっかり明日に向け準備します」と、八王子とのGAME2に向けて、気を引きしめるコメントを寄せた。
激戦を展開した八王子とのGAME2は、あす4日(土)14時から有明アリーナ(サブ)で行われる。