23得点、14リバウンド、5アシスト、6スティールの大活躍をみせ、この日のMVPを受賞したマーカス・ダブ
バスケットボールBリーグ3部(B3)第12節となる東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(東京U)と湘南ユナイテッドバスケットボールクラブ(湘南)のGAME1が23日、江東区の有明スポーツセンターで行われ、80-70で東京Uが湘南を逆転で破り、ホームゲーム9連勝とした。
マーカス・ダブはチームのエース、マイケルの不在を感じさせない大車輪の活躍を見せた
今季から同リーグに新規参入し、「ユナイテッド」とチーム名でも共通点が多い両チームが初対戦。東京Uは、同リーグのアシストランキング1位(12月22日時点)で、チームの中心選手でもある副主将のマイケル・クレイグが体調不良で欠場となり、チームに暗雲が漂う中で、ゲームはティップオフした。
第1Qは、湘南の平良を中心としたオフェンスでゴールを決める一方、東京Uはミスが目立ち、一時は最大で11点差をつけられる中、22-27と5点差のリードを許す苦しいスタートとなった。
第2Qに入り、ディフェンスも機能し始め、一時は逆転したが、38-42の4点リードを許す展開で前半を終了した。
後半、東京Uはディフェンス&オフェンスとバランスも良くなり、第3Qを20-10とペースを掴み、58-52と逆転に成功。第4Qも湘南の猛追をディフェンスで何とか逃げ切り、80-70の10点差で湘南に逆転勝利を飾った。
この試合のMVPには23得点、14リバウンド、5アシスト、6スティールとマイケル不在を感じさせない大車輪の活躍で文句なしでマーカス・ダブが受賞した。
「めっちゃ疲れました。チーム全体として、マイクや宮田さんらがプレーできなかったり、全員がそれぞれステップアップして勝ち取った大きい勝利だと思います。第1Qを緩く入ってしまった部分があるので、そういう時にチームをエナジーを与えるのが仕事だと思うので、こうやってエナジーを与えて逆転できたことは良かったと思います。明日も応援宜しくお願いします」と、マーカスはMVP受賞の喜びを笑顔で伝えた。
MVPを受賞したマーカス・ダブは満面の笑みを浮かべて受賞の喜びを伝えた
前日(22日)に第二子が誕生した早水将希ヘッドコーチは選手、スタッフ、来場者から大きな拍手で祝福した
試合後、早水将希ヘッドコーチは「湘南ユナイテッドの選手、スタッフ、関係者、ファンの皆さんありがとうございました。明日の試合もよろしくお願いします。試合内容ですが、出だしはディフェンスが緩く相手に余裕のあるシュートを打たせ、高確率で決められリードを許しました。しかし、その後はディフェンスの強度、チームルールを徹底し、終わってみれば70失点とよくカムバックしたと思います。オフェンス面では、今節不在のマイクの影響をチーム全員で補う事ができました。チームでボールをシェアし、アドバンテージができた時の思い切りのいいシュート、アタックがしっかり体現できました。ただ、オフェンス力のある相手に対して、出だしの様な入りをしていると厳しい展開になるので、明日は出だしからチームで強度の高いディフェンスから入りたいと思います。今のメンバーで勝つためにはとにかくディフェンスです。明日は今年最後の試合です!!良い形で終えられるよう共に闘いましょう!!」と、2022年最後の試合に向けて、気合を入れるコメントを寄せた。
この日もサンタクロースの衣装を纏ったユナイトは会場を大いに盛り上げた
なお、湘南とのGAME2はあす12月24日(土)14時から有明スポーツセンターで行われる。